「M-1グランプリ」今年も開催! ミキ・昴生が開きたい「“闇”M-1」って?

漫才の頂点を目指し、全国から腕に覚えのあるコンビが集い覇を競う「M-1グランプリ2019」が今年も開催される。予選エントリーが開始された6月13日、本大会の開催会見が陣内智則、ABCテレビの斎藤真美アナウンサーの司会で行われた。

まず、会見に先駆けて昨年の「M-1グランプリ」ベストアマチュア賞を受賞した漫才コンビ「漫画家」の森田まさのり氏と長田悠幸氏が壇上に上がった。今年の「M-1」にも出場するのかと聞かれた森田氏は「それなんですけど、こないだ長田くんからネタを書いてますって聞いて。長田くんは仕事しながらでもできるんですけど、僕は仕事が遅くてできないほうなので…」と少し消極的。しかし「長田くんが42歳、僕が51歳の時に漫才を始めました。何かを始めるのに遅いということはないので、新しいこと始めるつもりでやってもらえたら」と新たな挑戦者にエールを送った。

そして、2018年の王者・霜降り明星と、今年の優勝戦線に絡んでくることが期待される有力芸人としてミキ、見取り図、トム・ブラウン、ゆにばーす、アインシュタイン、東京ホテイソン、からし蓮根、たくろう、EXITが登場。昨年の優勝以降、テレビでの活躍が目覚ましい霜降り明星の粗品は「忙しくさせてもらってます」と述べ、せいやも「優勝から半年たちましたけど、マジで休みがないです」と明かした。陣内がギャラについて触れると、2人そろって「ギャラは~……やらしい話、全然……」と返答。陣内も「冠番組やるようになって、そこからやろ」とさらなる活躍に期待を寄せた。

また、1000万円の使い道を聞かれたミキの昴生は「会社に怒られるかもしれないですけど、闇M-1グランプリってのを開こうと思います。もうゲストは2組決まってて、カラテカさんと楽しんごさんなんですけど」と発言。これには陣内も「彼らはもう弊社の人間ではないんだ!」とキツめにツッコミを入れるハメに。さらに昴生が「審査員は宮迫さんになっていただいて…」と畳み掛けると、陣内はすかさず「彼は弊社だ!」と切り返し会場を沸かせた。

EXITの兼近大樹の1000万円の使い道は「アワパぶっかま」と一言。「アワパってなんやねん?」と陣内が聞き返すと、「泡をファーっと出して、みんなで踊るんスよ」とチャラ男らしい返答。すると相方のりんたろー。が、「本当は両親に1個ずつマンションを買ってあげたいって言ってました」とキャラとは違う真面目ぶりを暴露し、会場はまたも爆笑。他のコンビもライバルたちの様子を気にしながら、来るべき激闘に向け闘志をみなぎらせていた。

「M-1グランプリ2019」は、コンビ結成15年以内のプロ・アマ、所属事務所不問のオープントーナメント。予選1回戦から3回戦を経て、準々決勝、準決勝へと進み、優勝賞金1000万円と、なによりも漫才日本一の称号を懸けた決勝戦で日本一の座を争う。昨年2018年のエントリー総数は4640組。今年も激戦が予想されるが、その中から栄光を勝ち取るコンビは果たして!?

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