KADOKAWAサイトでPV1位の反響!NEWS加藤シゲアキらによる短編集『行きたくない』が本日発売

豪華若手作家陣6人が書き下ろした短編小説集『行きたくない』が本日6月14日に発売日を迎えた。

執筆陣は『ピンクとグレー』で小説家デビューを果たし、その後もヒット作を刊行し続けるNEWS・加藤シゲアキ、累計280万部を突破したデビュー作『君の膵臓をたべたい』をはじめ若い読者の圧倒的な支持を得る住野よるに加え、阿川せんり、渡辺優、小嶋陽太郎、奥田亜希子と、次世代を担うフレッシュな作家6人が集まった。

「行きたくない」をテーマに、作家それぞれがまったく異なるアプローチをとりながら、所在ない思いに寄り添う短編集となっている。

カバーイラストは、若者を中心に海外からも支持を集めているイラストレーター、ダイスケリチャードが描き下ろし、カバーデザインはbookwallが手掛けた。

発売が告知された5月14日以降、発行元であるKADOKAWAのWEBサイトでは、商品ページ(https://www.kadokawa.co.jp/product/321712000432/)へのアクセスが激増し、当該週のPVランキングでは2位に倍以上の差をつけて1位を獲得したという(5月13日~5月19日まで。KADOKAWA調べ)。発売告知後から、既に各所で高い注目を集め、書店への予約も集中している『行きたくない』。最旬の小説家たちの夢の競演を、ぜひお楽しみを。

アンソロジー『行きたくない』について

どうしても行きたくないときだって、ある。

◆あらすじ
「ひとりで行きなよ」「いやなの、ねぇ条介お願い、ついてきて」
高校生の僕は幼馴染のアンから、恋人と別れるところを見ていてほしいと頼まれる。
バイトを休んで渋々ながら彼女についていった僕が目にしたのは――。
(『ポケット』加藤シゲアキ)

高校の養護教諭のわたしの元を、毎週金曜日の放課後訪れる生徒の御子柴さん。彼女は大好きな作家の八木沼奏多についてわたしに語って聞かせるのだ。八木沼のことを真面目に語れる相手は「先生だけ」という御子柴さんだが、実はわたしは八木沼のことが大嫌いで――。
(『あなたの好きな/わたしの嫌いなセカイ』阿川せんり)

ピンポンツリースポンジ型の僕のロボ。僕はあらゆることをロボまかせにしているので、これがないと生活がどうにもならない。ある朝僕が会社に行こうとすると、ロボが[行きたくありません]とのエラーを表示して――。
(『ピンポンツリースポンジ』渡辺優)

OL生活三年目の私は、社内のだれともつるまず、日々をやり過ごしている。毎日、家を出て行った元同棲相手の深山くんのことを考える。行きつけのコンビニ店員の女性、「シャイセ」との出会いが私の日常を徐々に侵食していって――。
(『シャイセ』小嶋陽太郎)

この半年間、佳緒は一人で外出していない。結婚して会社を辞めた佳緒にとって、夫を困らせ、戸惑わせることはなによりの喜びだ。ある夜、近所の淡水魚店に一人向かった佳緒は、自分が夫との関係に抱いていた感情と向き合うこととなり――。
(『終末のアクアリウム』奥田亜希子)

朝起きてぼうっと生きていたらいつの間にか時間が過ぎ去っている。仕事から帰宅すると、毎日違う知らない友達が家にいる。そんなある日、一人の友達だけが何度も家に来ることに気がついて――。
(『コンピレーション』住野よる)

誰に何を言われようと行きたくない場所もあれば、なんとなく気持ちがのらない朝だってある。
ふとしたきっかけでサボってしまうかもしれないし、人生を変えるような決意で回れ右をすることもあるかもしれない。
ひとはいつでも「行きたくない」気持ちを抱えている。
僕たちのそんな所在なさをそっと掬い上げる、刹那のきらめきを切り取った物語。

◆書誌情報
作品名:行きたくない
著者名:加藤シゲアキ、阿川せんり、渡辺優、小嶋陽太郎、奥田亜希子、住野よる
発売:2019年6月14日(金)
定価:本体600円+税
装画:ダイスケリチャード
装丁:bookwall
ISBN:978-4-04-106788-8
レーベル:角川文庫
発行:株式会社KADOKAWA

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