6月15日付

 西諸地域であった子ども向けの行事で、気になることがあった。約1時間の日程だったのだが、開会から30分近くたってもメインのプログラムが始まらない。理由は、あいさつする予定の主催者代表が急用で遅れたことと、その後の来賓あいさつが長引いたこと。結果的に閉会を遅らせて予定通りの内容を消化できたし、子どもたちも楽しそうだったのだが、それでよかったのだろうか。今回に限らず子ども向けのイベントで、大人が何人もあいさつしたり、長々話したりするのは時折あること。真剣に思うからこそ長くもなるのだろうが、主役の子どもが楽しみにしているのはイベントの中身。慣例や大人の事情で行うあいさつなら、省いたり短縮したりするのも、子どものためかもしれない。

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