海外進出・販路拡大支援セミナー(宮崎銀行、東京海上日動火災保険、国際協力機構主催)は14日、宮崎市の宮崎銀行本部棟であった。輸出に取り組む県内企業や市町村の担当者ら約50人が参加。郵船ロジスティクス九州(福岡市)の真嶋謙次開発課長が講師を務め、東南アジアへの輸出で鍵となる物流インフラの現状などを学んだ。 真嶋課長は「東南アジア諸国連合(ASEAN)最新物流事情について」と題して講演。経済発展が著しいタイとベトナムの主要な港、空港の特徴について説明し、「ハノイのハイフォン港では干潮時に水深が浅くなって船が入れず、最大半日待たされることがあるなど注意が必要」などと紹介した。 近年注目が集まっているASEAN内の国境をまたぐトラック輸送については「国境で荷物の載せ替えが必要となり、まだ舗装が十分でない所があるなど改善が必要」と話した。 国際協力機構九州センター(JICA九州)の担当者による中小企業支援の紹介などもあった。
ASEAN物流学ぶ 宮銀海外進出セミナー
- Published
- 2019/06/15 06:01 (JST)