「ガンダム衛星」開発に福井の技術

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ガンダムの模型を格納する超小型人工衛星「ジーサテライト」のイメージ図(中須賀船瀬研提供)

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会などがアニメ「機動戦士ガンダム」の模型を宇宙に飛ばして大会への応援メッセージを地上に送る計画で、模型を格納する超小型人工衛星の開発に、福井県と県内3社が関わっていることが6月14日分かった。「県民衛星」の開発をはじめ、宇宙分野の取り組みを推進する県は「福井の技術力を世界に示す絶好の舞台だ」と意気込んでいる。

 応援メッセージを送る計画は、同組織委と宇宙航空研究開発機構(JAXA)、東京大学が進めている。県や県内企業は、東大とともに超小型人工衛星の量産化に向けた研究に取り組んでいることから、今回の開発に携わることになった。

 超小型衛星の名称は「G―SATELLITE(ジーサテライト)」。県内企業はセーレン(福井市)、鯖江精機(越前町)、春江電子(坂井市)。この3社を含む県内企業などがこれまでに開発した縦横10センチ、長さ30センチの超小型衛星をベースにして設計を一部変更している。内部に高さ10センチ程度の「ガンダム」「シャア専用ザク」の模型とメッセージを表示する電光掲示板を格納する。

 衛星は2020年3月、補給機に積んで打ち上げ、宇宙空間に放出される。地球周回軌道に乗った後、模型と電光掲示板は衛星の外に出される。大会期間前と期間中に、衛星に搭載したカメラが応援メッセージなどを撮影し、画像を地球に送信。組織委がSNSなどを通じて公開する。