北郡信組職員、顧客の口座から着服

200万円近く、弁済し退職

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 北郡信用組合(本部・村山市)の20代男性職員が、顧客の口座から現金200万円近くを着服し、今年5月に退職していたことが14日、関係者への取材で分かった。全額弁済しているという。

 関係者の話を総合すると、元職員は2016年4月から同信組天童支店に勤務しており、今年2月までの間に、天童市内に住む顧客の高齢女性から預かった定期預金証書を解約処理するなどして現金化し、他の金融機関の自分の口座に入金したという。着服の総額は200万円近くに上るとみられる。

 4月上旬、顧客から「定期預金の証書が戻ってこない。早く返してほしい」という問い合わせを受けて内部調査を進めた結果、不正が発覚。元職員に聞き取りしたところ、事実関係を認めた。現金は生活費や遊興費などに充てていたという。その後、5月下旬に退職している。

 同信組は山形新聞の取材に対し元職員による着服を認めた上で、家族が弁済したことなどから処分は行わず、県警への被害届も出さないとしている。