井原で岩間弘展、独創的な「形」 ファンら堪能、16日まで

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 井原市井原町の市立田中美術館で開かれている第29回平櫛田中賞受賞記念展「岩間弘展」(山陽新聞社共催)の会期は16日まで。14日も美術ファンらが、素材と“対話”を重ねたという、独創的な「形」に見入っていた。

 近作を中心に74点を展示。人が馬にまたがっているように見える「前進」、羽を持つ「小さな大飛行」などのブロンズ作品や、自然に反った木材を組み合わせた「羽のある者」は、作家自身の「飛躍」への思いが込められているという。

 植物が持つ造形美に触発されたという「果実」シリーズ、大理石とブロンズを組み合わせた「波と月」などの作品も注目を集めている。奈良県大和高田市から訪れた男性(69)は「想像力をかきたてられる作品ばかりですね」と話していた。

 岩間氏は富山県出身で、金沢美術工芸大大学院彫刻専攻を修了。卓越した空間意識から生み出される作品が高い評価を得ている。