落語文化の発展を支えようと、超党派の議員連盟「落語を楽しみ、学ぶ国会議員の会」が発足し、14日に国会内で設立総会が開かれた。会長に就任した自民党の遠藤利明元五輪相は「衆参同日選挙の話もあるが、『オチ』は師匠たちに任せて、私たちは(選挙に)落ちないで、しっかり支えていきたい」と笑いを誘っていた。
与野党全党から国会議員が参加し、ゲストで登場した落語家の柳家さん喬さんの話芸を楽しんだ。県内からは発起人で自民党の小泉進次郎氏(衆院11区)のほか、同党の三谷英弘氏(比例南関東)、社民党の福島瑞穂氏(参院比例)、無所属の笠浩史氏(衆院9区)が出席した。
福島氏は「豊かな時間と空間を共有できた」と語り、笠氏は落語家が顔を左右に向けて人物を演じ分けることを念頭に、「無所属も左から右までいるが、真ん中ぐらいで頑張りたい」とあいさつして会場を沸かせた。国会は会期末に向けて与野党の神経戦が続くが、つかの間の“休戦”となった様子だった。