まちだ交遊録│スノードームコレクター・伊達ヒデユキさん 2

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今回は町田さんのディープでドープな交友関係を探るまちだ交遊録のコーナー!スノードームコレクターの伊達ヒデユキさんと町田さん、その馴れ初めや、コレクション開始のきっかけなど、エピソードをご紹介しよう!

スノードームマスターは生粋の江戸っ子!

おもしろい人がいる、と町田さんの強烈なプッシュを受けて、この度、ご自宅を訪問することになったスノードームコレクターの伊達ヒデユキさん。
そんな伊達ヒデユキさんのご自宅は、東京の下町・西日暮里にある。どうやら町田さんと同じく、生まれも育ちも東京という生粋の江戸っ子のようだ。そんな粋な方のご自宅はどうなっているのかと思っていると、家に入る前からやってくれましたよ、コレ!

なんとなんと、ご自宅に通じる階段の壁に銭湯絵を描いてもらっていましたwいやぁ、これは期待が高まりますなぁ。
そして、玄関のドアを開けると、スノードームのコレクションが玄関ホールいっぱいに広がっている。

うーん、気になるけど、いったん引き下がろう…。
今度こそ室内に入ると、たくさんのワンちゃんとネコちゃんがお出迎え。どうやら町田さんと彼らは旧知の仲らしく、楽しそうに戯れたりしているw
そんなこんなを経て、室内にあるもう一方のコレクション部屋で対談をすることに決まり、いよいよお話スタート!

きっかけは…女の子にモテたい!スノードームコレクターの誕生秘話

さて、改めて向かい合ってみると、伊達さんはとっても若々しいナイスガイ!足元は神田で買ったという小学校の上履き、バットマンのTシャツにデニムという出で立ちでいかにも若々しい。
そんな伊達さんにスノードームコレクターをはじめた経緯を伺ってみた。

伊達:いや、みなさんも経験あると思うけど、小さいころからなにかを集めるのが大好きで(;´∀`)古銭やら切手やら、あとは仮面ライダーカードとか集めていましたねw

やはり、当時の男の子、というか男の子全般に言えることだが、大なり小なり、なにかを集めたいという欲が働くらしい…そんな収集癖は大人になっても変わらず、大人になるとゴジラ関係のグッズなどを熱心に集めていたようだ。
そんな特撮コレクターだった伊達さんがスノードームを集めるきっかけになったのは、友人がくれたハワイ土産のアンティークなスノードームだったという。

伊達:そのころ、なんで周りは結婚をして子供もいるのに、俺はこんなにモテないんだ!そうだ、この特撮グッズ集めが悪いんだ!と思っていました。
で、スノードームをもらって、どうせ集めるなら特撮グッズよりも、スノードームみたいにロマンチックなもののほうがお姉ちゃんにもモテるんじゃないかって思いましてwww

失礼ながらなんとも俗っぽい理由………でもまあ、原動力はいつだって欲望に直結しているものだよねwさらにこのスノードームは伊達さんに、ちょっとほろ苦いエピソードも思い出させている。

それは学生時代にはじめて買ったスノードームの存在と、それにまつわる甘酸っぱい話。当時、美容学校に通っていた伊達さんは、車の免許を取り立てで、いろんなところにドライブしていたそう。そんなときにたまたま鴨川シーワールドのスノードームを買ったそう。………好きな女の子に渡すために…。

だが、そのころの純な伊達さんには渡すことができず、結局スノードームは家の中で眠ることに…もしかしたら、そんな甘酸っぱいエピソードが伊達さんの中で、スノードーム=モテるの方程式を作ったのかもしれないwww
まあ、そんなこんなでスノードームコレクター・伊達ヒデユキが誕生したのである。

町田さんとの出会いは銭湯ツアー?

スノードームを集めはじめてからかれこれ10年。すでに1,000個以上のコレクションを手にしていた伊達さんは、そんなコレクターにありがちな考えとして、オリジナルのスノードームを作りたいと思うようになったという。
はじめてのスノードーム制作にあたり、なにを作ろうかと思ったときに、スノードーム以外に好きなこととして「銭湯」が浮かんだそう。そして、「そうだ、銭湯のスノードームを作ろう!」となったのだとか。

そんなとき頭に思い浮かんだのが、面識はないが銭湯界隈で強い存在感を放つ、町田さんだった。すると伊達さんは、当時町田さんが企画していた、銭湯ツアーなるものに申し込み参加、そこで町田さんと知り合うことに成功するのだった。

伊達:そのツアーで町田さんと名刺を交換して、いろいろアドバイスをもらったりしてできあがった第一作のスノードームがコレです。

と言って見せてくれたのが、町田さんがジオラマにもした古き良き銭湯・明神湯が鎮座するスノードームだった。
この第一作をちびちびと個人的に売っていると、あるとき、国立新美術館のミュージアムショップから、「うちで販売したい」と申し出を受け、出品することに。すると、そこでさまざまなバイヤーさんから目をかけられ、あれよあれよと販路が広がっていったんだとか。

うーむ、趣味が高じて商売をスタートしてきた人たちは、町田さんのおかげでいろいろお話を聞いていたけど、共通しているのは好きなものへの熱量と、諦めない気持ち、そしてそれを見つけてもらう運である。事もなげに話しがちだけど、ホント、スゴイ人たちだ…(゚A゚;)ゴクリ

ゴル横向き昭和レトロなオリジナルスノードームたち

さて、それではここで、伊達ヒデユキさんオリジナル、いやスノードームショップ「COOL RASH」のスノードームを紹介していこうと思う。

町田:あ、これけっこうヒット作だったよね、スモードーム(笑)

といって、伊達さんではなく町田さんが取り上げたのが、こちらのスノードーム。

スノードームの中でお相撲さんがにらみ合ってるこちらのスノードームは、相撲(スモー)取りのスノードームだから「スモードーム」と命名され、ヒットしたのだが、実はこのスモードームという商品はCOOL RASH以外にもある。
それは日本相撲協会が一昨年くらいにガチャガチャで出した商品。

伊達:こんなバカなことをやるのは俺しかいないと思って、商標取ってなかったんですよね。そしたら本家が出してきちゃってwちょっと頭にきたから、今は「元祖」って付けて売ってるんだwww

とのこと(笑)商標のことはともかく、いい発想の商品だよね。さながら舞い散る雪は力士がまく塩に見えてくる。別パターンとして座布団が舞うパターンなんかがあってもおもしろいかもw

その他には、東京の名所を凝縮したジオラマが入ったスノードームや、三丁目の夕日の世界が閉じ込められたかのような、昭和レトロなスノードームなんかもあった。
あと、個人的には、売れなかったらしいがムンクの「叫び」をモチーフにしたスノードームは好きだw
ちなみに、東京名所のスノードームは取材ついでにポンちゃんがお買い上げしていましたとさw

今後の活動は?

いまやコレクションの数は3,000個以上にも上り、オリジナル作品も20数作品ほど作り出している伊達さん。今後はどんな活動をしていきたいのかを聞いてみた。

伊達:うーん、特にはないんだけど、見ている分には企業のノベルティーのスノードームが好きだから、そういう仕事があればぜひやりたいとは思いますね。

実は伊達さん、というかCOOL RASHでは一昨年、昨年と、アパレルブランドの「チャンピオン」のノベルティーとなるスノードームを制作しているんだとか。

っていうか、ノベルティーが好きならぜひゴル横のノベルティースノードームを制作してほしいところだ。………できればお友達価格でwwwウソですウソですちゃんとします(;´∀`)

屈託なく、スノードームの世界や、自身の人生についていろいろと語ってくれた伊達さん。本当に楽しそうに町田さんと交流している姿が印象的だった。いまでも各々のイベントをそれぞれ手伝ったり、一緒に銭湯に行って、酒を酌み交わしたりと楽しく交流しているようだ。
それにしても、伊達さんのオリジナルスノードームやコレクションを見ていて思ったが、スノードームっていうのは、単にキレイなだけじゃなくて、そのモチーフとなる作品や時代なんかを閉じ込める玉手箱みたいなものなんだと感じた。作り手の思いや思い出なんかも一緒に封じ込められているからこそ、スノードームは人を惹き付けてやまないかもしれない。

さっきは冗談めかして話したけど、本当にゴル横が大事にしている昭和のあの空気を、スノードームで閉じ込めてみるのもいいかもしれないと思った。
そして、そんなスノードームがたくさんある、伊達さんのCOOL RASHのスノードームをチェックしてみてほしい。