東京ドームで初の高校野球開催決定 2020年東西東京大会で実施、高野連発表

会見に臨んだ東京都高野連の武井克時専務理事【写真:工藤慶大】

神宮球場は東京五輪・パラリンピックの資材置き場などになるため使用不可

 東京都高等学校野球連盟は15日、都内で記者会見を開き、来年2020年の夏の全国高等学校野球選手権大会・東西東京大会で準決勝と決勝を東京ドームで行うと発表した。東京ドームで高校野球が開催されるのは初めてのこととなる。

 これまでは東西ともに東京大会のメイン球場は明治神宮球場だったが、東京五輪・パラリンピックの資材置き場などとして使われるため、2020年は使用できない。そのため、代替球場を検討していた。

 準決勝までは東東京は江戸川球場や駒沢公園野球場など、西東京はダイワハウススタジアム八王子や府中市民球場などを従来通り、使用する。高校野球では、これまで愛知大会がナゴヤドーム、大阪大会が京セラドーム、福岡大会がヤフオクドームで開催された例もあった。

 東京都高野連の武井克時専務理事は「2020年夏の東西東京大会の舞台の一つとして、東京ドームを使用できることになりました。関係者の皆様には、心から感謝申し上げます。開催に向け、さらに準備したいと思います。球児たちがこれまで通り、すばらしいプレーをしてくれることを願っています」とコメントした。

 期間は8月1日から3日までの3日間。1日に西大会の準決勝2試合、2日に東大会の準決勝2試合、3日に東西の決勝2試合の計6試合の予定。開会式は使用可能期間である7月6日以前に神宮球場で行う予定となっている。(工藤慶大 / Keita Kudo)

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