長崎県大村市西三城町の向陽高(山口孝敏校長)で13日、パティシエ科2年による「向陽スイーツチャンピオンコンテスト」があり、生徒が製菓の技術や独創性を競った。
1年時に学んだ成果を発表する場として毎年開催。審査委員長を人気パティシエの鎧塚俊彦さん、特別審査員を同校調理科最高顧問で料理人の神田川俊郎さんが務めた。
コンテストでは生徒26人が8班に分かれ、今年のテーマ「友好」に沿ってケーキ作りに取り組んだ。審査の結果、フランスの画家、クロード・モネの作品を細工菓子などで表現したF班(烏山結莉さん、井上奈南さん、岩永航汰さん)の「睡蓮(すいれん)」が最高賞の金賞に輝いた。
講評で鎧塚さんは「パティシエにとって大事なのは『長く続ける』こと。続けていく中で絶対に形になるので、夢に向かって頑張って」とアドバイス。
烏山さん(17)は「まさか金賞を取れるとは思っていなかった。学んできたことを披露できて良かった」と喜んでいた。