パドレスが7点差から逆転勝利 レンフロー3本塁打

【パドレス16-12ロッキーズ(延長12回)】@クアーズ・フィールド

パドレスは、2回表に1点を先制したものの、3回裏に逆転を許し、その後は劣勢の展開に。しかし、7点ビハインドで迎えた8回表に1点を返すと、9回表には一挙6得点で11対11の同点に追い付いた。その後、延長12回表に一挙5点を勝ち越し、その裏のロッキーズの反撃を1点に抑えて試合終了。延長12回までもつれた両軍合計39安打という壮絶な打ち合いを16対12で制し、6番手のクレイグ・スタメンが今季5勝目(3敗)をマークした。優位に試合を進めていたロッキーズは、リリーフ陣が大誤算。クローザーのウェイド・デービスは今季初のセーブ失敗を記録し、9番手のハイロ・ディアスが1回5失点で今季初黒星(1勝)を喫した。

21安打16得点の猛攻で逆転勝利を演出したパドレス打線において、特に輝いたのは「5番・左翼」で先発出場したハンター・レンフローだった。2回表に先制の19号ソロを放ったレンフローは、8回表に先頭打者としてヒットを放ち、オースティン・ヘッジスのタイムリー二塁打で5点目のホームイン。9回表には2点差に迫る20号2ラン、延長12回表には勝利を決定付ける21号2ランを放ち、3本塁打を含む4安打5打点4得点の大暴れでチームの勝利に大きく貢献した。

MLB公式サイトによると、9回表の先頭打者、フェルナンド・タティスJr.が出塁した時点で、パドレスの勝利可能性は0.8%だったという。これが11対11に同点に追い付いた時点で44.3%まで上昇し、延長12回の熱戦の末に逆転勝利が完結。20歳の新人・タティスJr.は「僕の野球人生のなかで最高の試合かもしれない」と興奮気味に話していた。

© MLB Advanced Media, LP.