中国の科学者、廉価で高効率な燃料電池用触媒を作製

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中国の科学者、廉価で高効率な燃料電池用触媒を作製

11日、実験室で研究生を指導する銀鳳翔氏(左から2人目)。(常州=新華社配信/銀鳳翔氏提供)

 【新華社南京6月16日】中国江蘇省の常州大学は13日、同大学石油化工学院の銀鳳翔(ぎん・ほうしょう)、陳標華(ちん・ひょうか)両教授のプロジェクトチームが鉄、窒素、炭素の3種類の廉価な元素から高効率のナノ触媒を設計、作製することに成功したことを明らかにした。これにより次世代燃料電池とリチウム空気電池の実用化がさらに進むことが期待される。研究成果はこのほど、国際的科学誌「Advanced Functional Materials」の電子版に掲載された。

中国の科学者、廉価で高効率な燃料電池用触媒を作製

11日、研究室で仕事する銀鳳翔氏。(常州=新華社配信/銀鳳翔氏提供)

 今回の研究では、関連する理論計算と実験結果により、プロジェクトチームが合成した触媒は、アルカリ電解質中の触媒活性と安定性の指標がいずれも貴金属触媒より優れ、水素酸素燃料電池とリチウム空気電池での結果も良好であることがわかった。

中国の科学者、廉価で高効率な燃料電池用触媒を作製

11日、撮影に応じる銀鳳翔氏のプロジェクトチーム。(常州=新華社配信/銀鳳翔氏提供)

 銀氏は、新たな研究成果がエネルギー転化・貯蔵分野における金属有機構造体(MOF)の応用を拡大しただけでなく、廉価で高効率な触媒の開発に新たな扉を開いたと説明。新しい触媒が徐々に貴金属触媒に取って代わり、燃料電池やリチウム空気電池の大規模な発展を推進することが期待できると述べた。(記者/陳席元)