日ハム杉浦、今季最短の中10日で巨人菅野と投げ合いへ「自分の投球に集中」

日本ハム・杉浦稔大【写真:石川加奈子】

栗山監督も期待「杉浦には敢えていってもらっている」

■日本ハム – 巨人(交流戦・16日・札幌ドーム)

 日本ハムの杉浦稔大投手が16日、本拠地・巨人戦に先発する。

 2年連続沢村賞を受賞している巨人の菅野智之投手との投げ合い。今季最短の中10日でマウンドに上がる右腕は「自信を持って投げないと抑えられるものも抑えられない。相手のことは気にせず、自分のピッチングに集中します」と力を込めた。

 今季は右肩の状態を慎重に見極めながら余裕を持った登板間隔でここまで4試合に先発。前回登板した6月5日のヤクルト戦でこそ古巣相手に5回途中5安打4失点で今季初黒星を喫したものの、2勝1敗、防御率2.33の好成績を残している。

 これまで中17日→中11日→中12日と登板間隔を空けてきたが、今回は中10日で臨む。「今は間隔を空けてもらっていますが、自分としては中6日を見据えています」と思い描く中で今後を占う試金石になりそうだ。

 チームは15日の巨人戦に敗れ、連勝が3で止まった。栗山英樹監督は「杉浦には敢えていってもらっている。いいバッターが並んでいるので、しっかり我慢して投げてほしい」と6カード連続勝ち越しがかかる大事な一戦を託す。この日の試合前練習には西村天裕投手が合流、リリーフを増強して総力戦で挑む。(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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