ヤンキースが通算401本塁打の大砲・エンカーナシオンを獲得

故障離脱中のアーロン・ジャッジとジャンカルロ・スタントンの戦列復帰が近付いているなか、通算401本塁打の実績を誇る大砲がヤンキースに加わることになった。日本時間6月16日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ヤンキースがマリナーズからエドウィン・エンカーナシオンを獲得するトレードが合意に至ったようだ。好打者が並ぶヤンキース打線は、故障者の復帰と新戦力の加入により、さらに強化されることになりそうだ。

ヤンキースは、エンカーナシオン獲得の対価として、MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで球団27位にランクインしている19歳の有望株右腕、フアン・ゼンをマリナーズへ放出する見込みとなっている。また、エンカーナシオンの残り年俸の一部をマリナーズが負担することで合意に至っているという。

現在36歳のエンカーナシオンは、インディアンス、マリナーズを経て、自身が全盛期を過ごしたア・リーグ東部地区に戻ってくることになった。エンカーナシオンは2009年から2016年までブルージェイズで球界を代表するスラッガーとして活躍した実績があり、今季はマリナーズで65試合に出場してア・リーグ最多の21本塁打を放っているほか、打率.241、OPS.888をマークしている。

通算のスラッシュライン(打率/出塁率/長打率)は.263/.353/.498となっており、通算401本塁打は歴代56位の数字。また、ヤンキー・スタジアムでは通算69試合に出場して18本塁打、OPS.840をマークしている。かつてア・リーグ東部地区で活躍した大砲が、ヤンキースの一員としてどのような活躍を見せるか注目したい。

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