児童養護施設のリアル、施設出身者その先のリアル。児童養護施設など社会的養護をテーマにした映画上映&トークイベント開催。

児童養護施設を聞くと、どんなイメージを持つだろうか。保護者がいない、虐待されているなど家庭で生活をすることが適切でない事情を抱えている原則として18歳までの児童が生活している施設で埼玉県内には22ある。保護者の援助を受けられない多くの児童が、ハンディを抱えながら自立に向けて日々の生活を送っている大切な場所だ。

そこで、(一社)青少年自助自立支援機構(コンパスナビ)では埼玉県と共催で、埼玉県内の児童養護施設の日常を描いた映画上映と、児童養護施設など社会的養護を実際に経験した若者たちによるトークイベントを開催することを決定。

当事者の生の声を聴ける貴重な時間、ぜひこの機会に児童養護施設など社会的養護の現状に触れてそれぞれに考えてみよう。詳しくはコンパスナビのホームページでご確認の上、事前申し込みを。

メッセージ

昨今の児童相談所、児童養護施設に関連する事件で、世の中の人たちが社会的養護にようやく関心を持つようになってきたと感じます。
今回のシンポジウムが、埼玉県との共催で、児童養護施設等出身の若者たち(ユース)が自らの体験を語るなかで、子どもたちの未来に希望の灯がともり、虐待・育児放棄が少しでも防げる世の中にしていく方途を探っていき、一緒に考え、行動するきっかけになれば幸いです。

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