the peggies、自身最大規模ワンマンツアー完走、「私達は、みなさんの変化を全力で肯定します」! 秋の全国ツアー発表!

5月29日に4th Single「スタンドバイミー」をリリース、現在は全国ツアー中であり、HONDA「バイクに乗っちゃう?」TV-CMの出演&TV-CMソング、ロート製薬「SKIN AQUA TONE UP UV」のTV-CMソングを担当するなど、目覚ましい活躍をしているthe peggies。TVアニメ「さらざんまい」のエンディング・テーマであるシングル「スタンドバイミー」のリリースを終え、全国16会場を回った自身最大規模のワンマンツアーのファイナル公演が、6月15日、満員のマイナビBLITZ赤坂で行われた。

一曲目「マイクロフォン」はVo.&Gt.北澤の弾き語りでライブがスタート。ツアーファイナルを待ち受けた観客の歓声とともに幕を開けた。キャッチーな歌詞とメロディが人気の「君のせい」では、観客は手をあげて迎え、「サマラブ超特急」では北澤のギターソロをジャンプで受け入れ、会場は開始早々熱に包まれた。

「ネバーランド」「する」とクールでソリッドなロックナンバーが続く。彼女たちがロックバンドである事を激しいパフォーマンスで見せつけ、「Fortune」ではミディアムでアダルトなムードの楽曲で会場を揺らし、「ずっと」では北澤の切ない歌声に酔いしれた。

最新シングルのカップリング曲「DIVE TO LOVE」では、渋谷系を彷彿とさせる清涼感のあるサウンドと、グルーヴ感のあるリズムで会場を踊らせる。「ボーイミーツガール」では思春期の痛みも交えたフレッシュな恋愛模様を表現、「はちみつ」ではヒリヒリと切実に愛を求める北澤の歌声に観客が聞き入った。

ここで、北澤が、携えてツアーを回ってきた1stフルアルバム「Hell like Heaven」について口を開く。アルバムタイトルは「天国のような地獄」「地獄のような天国」という意をもつ言葉が用いられたが、the peggiesの楽曲の持つ明るさや前向きさも、すべてがポジティブな感情のみだけではないというメッセージが込められている。

「ポジティブもネガティブも、本当はどこかで一つにつながっていて。自分の弱さもネガティブな気持ちもちゃんと受け入れて、それでも前を向かなきゃいけない。私たちは音楽でみなさんの背中を押したいと思います。悩んだり、ネガティブになって、もうダメだ、と思っても、それでも前に進む事に意味があるんじゃないかという事を伝えたかった」自身の強さも、どうしようもない弱さをも受け入れて、なお前を向くという姿勢は、the peggiesの楽曲の根底にあるテーマである。

「こうやってライブに来てくれて、みんなと音楽で繋がれていることを本当に心から幸せに思います。つながりというテーマを私なりに解釈した曲を聴いてください。」と、最新曲「スタンドバイミー」を演奏。ヒリヒリと痛みすら感じさせる切実な思いをエモーショナルに歌い上げ、観客も手をあげながら楽曲をじっくりと味わった。

本編ラストを飾る「明日」では、北澤が「どんどん変わっていく自分に対して、不安に思ったり、もう戻れないのかな、と思ってしまう事もあるけど、でも変わっていく中でも、絶対に変わらないものが1つ、2つ、きっとある。私達は、みなさんの変化を全力で肯定します。」と告げて歌い始める。静かに北澤の声に聞き入るなか、自然と観客も歌い始め、会場は大合唱に。力強いリズムと熱のあるパフォーマンスで楽曲を届けた。

本編終了後は、観客による「明日」の大合唱によりアンコールが促される。真っ暗な会場の中に、観客の大声がいつまでも響き、再びthe peggiesが現れるとこの日一番の歓声で迎えられた。

アンコールでは、キュートなラブソング「BABY!」を披露。更に、本人たちが出演しているHONDA「バイクに乗っちゃう?」TV-CMでお馴染みの「そうだ、僕らは」では観客を巻き込んだコール&レスポンスで観客のテンションも最高潮に。

そのままライブが終わるとおもいきや、熱狂冷めやらぬ観客のダブルアンコールの声に答え、インディーズ時代から大切にしてきた代表曲「グライダー」を披露。北澤のどこまでも伸びる歌声とともに、観客が天に手をのばし、会場がひとつに。更に北澤から、10月からまた全国13会場を巡るツアー、「the peggies tour 2019 - YELLOW -」が開催される事が発表されると、大歓声が響く。鳴り止まない拍手と歓声の中、全国16会場を回ってきたツアーが幕を閉じた。

the peggiesの楽曲表現の広さを、確かな実力でパフォーマンス。現在までの活躍に加え、これからの彼女たちの更なる飛躍の可能性を十分に感じさせるツアーだった。10月からの全13公演 ワンマンツアーのチケット先行抽選の受付開始しているので、お見逃し無く。

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