メッツキラーのデヨングが決勝弾 カージナルス接戦制す

【カージナルス4-3メッツ】@シティ・フィールド

試合開始前の時点でメッツに対して史上最高の長打率.788(85打席以上)を誇っていた「メッツキラー」のポール・デヨングが8回表に決勝の13号ソロを放ち、チームを勝利に導いた。この試合が通算20試合目のメッツ戦となったデヨングは、9本塁打、長打率.807、OPS1.200と驚異の「メッツキラー」ぶりを発揮。メッツ戦での通算OPSも史上最高の数字である。また、メッツの本拠地シティ・フィールドでは通算11試合で6本目の本塁打となった。カージナルス2番手のアンドリュー・ミラーが1回無失点で今季3勝目(2敗)、3番手のカルロス・マルティネスが2回無失点で今季2セーブ目をマーク。デヨングに決勝弾を浴びたメッツ3番手のクリス・フレクセンは今季3敗目(0勝)を喫した。

カージナルスがダコタ・ハドソン、メッツがジェイソン・バルガスの先発で始まった一戦は、1回表にカージナルスがポール・ゴールドシュミットの13号2ランで先制。しかし、メッツは1回裏にJ.D.デービス、3回裏にアデイニー・エチャバリアとフアン・ラガレスがタイムリーを放ち、逆転に成功した。その後、カージナルスが4回表に無死満塁からヤディアー・モリーナの併殺打の間に同点としたものの、試合は膠着状態に。そして8回表、カージナルスがデヨングの一発で貴重な4点目を手に入れた。

「(メッツに対して)特に何かを意識しているわけではない」と語るデヨングだが、今回の4連戦でも17打数7安打(打率.412)、3本塁打、5打点と見事な活躍を見せており、「メッツキラー」ぶりは決して偶然ではないだろう。カージナルスはデヨングの活躍もあり、敵地シティ・フィールドでの4連戦を3勝1敗の勝ち越しで終えた。

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