【MLB】イチロー+パワー=大谷翔平!? 元イチ同僚が証言「見たことない才能」

エンゼルス・大谷翔平(左)とマリナーズ時代のイチロー氏【写真:Getty Images】

元マリナーズのエリック・バーンズ氏はメジャー適応の過程に注目「イチローが頭に浮かんだ」

 13日(日本時間14日)に行われた敵地レイズ戦で、日本人初のサイクル安打を達成したエンゼルスの大谷翔平投手。パワーと技を兼ね備えたメジャーで豪快なアーチをかける二刀流をマリナーズOBは「イチローにパワーを備えた選手」と絶賛している。米メディアが伝えている。

 大谷とイチローを比較したのはMLB公式テレビ局「MLBネットワーク」だった。同番組では日本人初のサイクル安打を達成した大谷を特集。その中でアスレチックス、マリナーズなどで外野手として活躍し、イチロー元外野手ともチームメートだったエリック・バーンズ氏は2人の日本人スターがルーキーイヤーに歩んできた過程に注目した。

 昨季、メジャー1年目を迎える大谷がスプリングトレーニングで打撃フォームをすり足に変更し対応してきたことに言及し「私はイチローのことが頭に浮かびました。彼はオオタニと全く同じ(打撃の)切り替えを行いました」と証言。日米通算4367安打を放ったイチローが、日本時代には「振り子打法」で圧倒的な成績を残しながらも、メジャー移籍後にすり足気味に打撃フォームを変化させてメジャーで成功してきた経緯を語った。

 短期間ですり足打法をものにした大谷はメジャー1年目で打率.285、22本塁打を放ち新人王を獲得。右肘手術を乗り越えた今シーズンも豪快なアーチを描き続けている。「私は今とても大胆な発言をしようとしているのですが、この男はイチローにパワーを備えた選手へと変貌を遂げたのです」とバーンズ氏は語る。

“イチロー+パワー=大谷翔平”、バーンズ氏は大谷の打撃をこう表現している。番組の中ではイチローもフリー打撃ではスタンドインを連発するパワーを持っていることにも触れ「彼は特別な選手でした」と称えつつ「しかし、オオタニについては私たちが今までに見たことがないスキルの持ち主です。彼は才能の面で違うレベルにあります」と、大谷はイチローを凌駕する才能を秘めていると証言していた。(Full-Count編集部)

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