西と大瀬良はわずか2687票差、阪神最多5人が“圏内”…球宴ファン投票

広島・大瀬良大地(左)と阪神・西勇輝【写真:荒川祐史】

中日は“圏内”ゼロ、三塁手の高橋周平が17万票超獲得も…

 日本野球機構(NPB)は17日、「マイナビオールスターゲーム2019」のファン投票結果の最終中間発表を行った。5月24日から始まったファン投票受付は6月16日に締め切られた。中間発表は5月27日から平日毎日行われ、この日が最終中間発表。6月24日に最終結果が発表される。

 最終中間発表の結果を見ると、阪神が先発の西勇輝、中継ぎのピアース・ジョンソン、捕手の梅野隆太郎、三塁手の大山悠輔、外野手2位の近本光司と、最多の5選手が選出圏内に位置している。

 阪神に続くのが、西武とソフトバンク。西武は捕手の森友哉、一塁手の山川穂高、外野手1位の秋山翔吾、ソフトバンクは先発の千賀滉大、遊撃手の今宮健太、故障中ながら外野手3位の柳田悠岐と3選手はランクインしている。

 パ・リーグは日本ハムが中継ぎの宮西尚生、指名打者の近藤健介、楽天が抑えの松井裕樹、二塁手の浅村栄斗の2人ずつ、ロッテが三塁手のブランドン・レアード、オリックスが外野手2位の吉田正尚と6球団全てから圏内に入っている。

 セ・リーグは、巨人が一塁手の岡本和真、遊撃手の坂本勇人、DeNAが抑えの山崎康晃、外野手3位の筒香嘉智と2人ずつランクイン。ヤクルトは二塁手の山田哲人、広島は外野手1位の鈴木誠也と1人ずつ圏内に入っている。

 中日は1人も圏内に入っておらず。最も多くの票を得ているのは、三塁手の高橋周平。17万票超を獲得しているものの、阪神の大山悠輔とは7万票以上の大差がついており、逆転は厳しい状況か。

 セパ両リーグを通じて、最も僅差のデッドヒートとなっているのは、セ・リーグの先発部門。西と2位の広島大瀬良大地投手との差は、わずか2687票差しかない。パ・リーグの外野手でも柳田と4位の日本ハム大田泰示との差は4305票差。柳田が怪我で離脱していることを考えると、最終結果発表での逆転の可能性も十分にありえそうだ。

 例年、デッドヒートを繰り広げているセ・リーグの二塁手は、山田と広島・菊池涼介の差が4万4773票。パ・リーグの遊撃手は、今宮が西武の源田壮亮を5万963票差をつけてリードしている。最多得票は山川で42万票を超えている。これに続くのが秋山で、こちらも40万票超。この2人に鈴木、梅野、坂本の順で続いていく。

 最終結果の発表は24日。ここからの1週間で、どれだけ得票数、ランクに変化は生まれるだろうか。令和最初のオールスター。栄えあるファン投票選出を勝ち取るのは、どの選手たちだろうか。(Full-Count編集部)

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