4K画像で商談や見積もり 神奈川トヨタ、平塚に中核店舗

白を基調に広々とした神奈川トヨタ平塚四之宮店のショールーム=平塚市

 21日にオープンする神奈川トヨタ自動車(横浜市神奈川区)の販売店「神奈川トヨタ平塚四之宮店」(平塚市)の内覧会が17日、行われた。湘南エリアの中核店舗として広さ、機能とも充実させ、顧客に心地よい空間づくりを目指す。

 同店は平塚店と平塚四之宮店を統合し、新車、中古車の双方を扱う。敷地面積(約3千平方メートル)、建築面積(約1700平方メートル)ともに同社で2番目の規模。

 来店する車両のナンバーを読み取り、店員同士で顧客データを共有してスムーズに対応。ショールームに4室あるコンサルティングブースでは、360度回転する鮮明な4K画像のデジタルカタログを見ながら商談できる。多目的スペースも併設し、地域住民に開放する。

 整備工場では、グループの整備専門会社と損傷部位を4K画像でやりとりして迅速に見積もりを出す同社初の遠隔システムを採用した。

 市川英治社長は「将来的に全車種を扱うことを見据え、何でもある多機能な店のほうがお客さまも便利だと思う。地元の人たちにも気軽に立ち寄ってもらいたい」と話した。

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