会話の「空気」可視システム開発 話し過ぎ上司にも 村田製

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村田製作所の「会話の空気」を読むシステム「NAONA」で使用するセンサー(右)など

 部下とのコミュニケーションはこれで安心? 村田製作所は17日、会話の雰囲気を測る独自システム「NAONA(ナオナ)」を初めて商品化し、1対1の面談向けで発売した。会話量やテンポから2人の関係性を可視化し、面談スキルの向上をサポートする。

 ナオナはスワヒリ語で「察する」を意味する。場の盛り上がりなど従来は数値化できなかったデータを、音声センサーが取得した会話の量やテンポから空間情報として分析する。「空気を読むシステム」(同社)として、昨年から飲食店や企業の会議、面談などで実証実験を進めていた。

 商品は、上司が部下に対して行う個人面談向け。

 人材育成を目的に定期的な面談を導入する企業が増えている一方、上司が話しすぎてしまったり、部下が役立つと感じていなかったりするなど課題は多いという。

 システムは、全方位の音を拾うマイク搭載のセンサーと、独自の解析ソフトで構成する。発言の長さや平均時間、声の大きさ、抑揚などを検知してデータ化する。

 同社は「これまで感覚的にしか分からなかった面談の質を客観的に把握することで、効果的なコミュニケーションにつなげてほしい」とPRしている。

 今後、センサーの種類を増やすなどして、用途を面接や日常会話向けにも広げる方針。