常磐大学生らのボランティア団体 社会貢献顕彰を受賞 困窮世帯や震災復興支援

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本年度の活動に向けてミーティングをする「TRICOLOR」=水戸市見和

常磐大(水戸市見和)の学生と教職員でつくるボランティア団体「TRICOLOR(トリコロール)」は、生命保険ファイナンシャルアドバイザー協会(JAIFA)が5月31日に長野県で開いた大会で、JAIFA社会貢献顕彰を受賞した。学生自身の学びを重視したボランティア活動を続けて6年、地道な努力が社会に評価された。

同団体は今までにJAIFA県協会と連携して、生活困窮者世帯の親子に向けたイベントの開催や、児童養護施設でレクリエーションの運営をしてきた。今回はこの二つをはじめ、東日本大震災の復興支援や地域支援など、多岐にわたる活動が評価され、表彰に選ばれた。

TRICOLORは、教職員と学生が協働して同大学の活性化を目指すTSS(Tokiwa Student Staff)活動の一つ。「できることを、できるときに、できるだけ」をテーマに掲げ、2014年に発足。現在62人が所属する。

代表して授賞式に参加した同大人間科学部コミュニケーション学科4年の土子健太郎さん(21)は「自分たちの活動が学外から認められたことはとても励みになる。いつまでも活動が続くよう今後も努力したい」と喜びを語った。

土子さんは、福島県いわき市の親子を大学に招いて交流する「子ども元気プロジェクト」に興味を持ち、同団体に入った。「活動を通してボランティアに対する意識が変わった。相手を知る大切さを学んだ」と話す。

同団体の顧問を務める事務職員の関敦夫さん(50)は「ただ手伝うのではなく、学生が主体的に考え、行動して、学びを得ることができる活動であることを大切にしている」と話した。

同団体は今年新たに、東日本大震災の復興支援の経験を生かして、水戸市教育委員会が主催する「防災リーダー育成」コースの授業に協力する。(佐藤珠貴)