ファースの家、沖縄で会員拡大めざし全国大会

冒頭であいさつする福地智社長

 省エネ性能に優れ、健康で快適な暮らしを可能にする高気密・高断熱住宅「ファースの家」をFC展開するファース本部(福地建装、本社・北海道北斗市)は6月13日、第20回ファース全国大会を沖縄県那覇市で開催した。180人が参加した。福地智社長は冒頭あいさつで、「木造住宅が増えつつある沖縄において高気密・高断熱の木造住宅拡大の機運が増している」とし「加盟会社のいない沖縄で会員拡大をめざしたい」と、沖縄での全国大会開催の理由を述べた。全国大会・懇親会で、沖縄に本社がある工務店1社の加盟が報告された。

 2019年の基本方針として、2018年に引き続きSDGs(エスディージーズ)の取り組みを強化する。SDGsやパリ協定等の達成に向けた取り組みは関係者の連携を強化するとして、加盟会社に取り組みを呼びかけた。

 ハイブリッド空気浄化システムの販売も強化する。5月に商品名を変え、「健康空気循環システム AIキット」による室内空気清浄効果に加え、電気式集塵フィルタを用いた「ハイブリッド空気浄化システム クリーンファンネル」で、外気からの不快物質を、PM2.5よりも小さな粉塵(0.3μm)まで除去できるようにした。SDGsの取り組みに関わる健康維持の増進をめざす。

 現在、「ファースの家」には全国181社が加盟。2018年の施工実績は、227棟で、前年比16棟増。特に北海道では32社が加盟しており、2018年の施工実績は81棟で、前年比で11棟施工数が増加するなど活動が活発化している。2019年は北海道内で100棟施工をめざす。

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