先月からフランスで開催されたトゥーロン国際大会が閉幕した。
日本代表は史上初めて決勝に進出したものの、ブラジルにPKの末に敗れて準優勝に。ただそれでも、歴代のスター選手を輩出した伝統の大会で確かな足跡を残した。
そして大会のベストイレブンには、日本から3名が選出されている。世界のスカウトが視線を送る大会で輝いた3名とは?
田中 碧(川崎フロンターレ)
今大会がU-22代表に初招集だった田中碧だが、王者・川崎で揉まれた絶品のパスワークと奪取能力を遺憾なく発揮し、チームの屋台骨に。
今大会、文句なしに“もっとも評価を上げた日本人選手”であり、ベストイレブン入り(大会の3rdベストプレイヤーにも選出)も納得だ。今後、移籍市場を賑わせるかもしれない。
椎橋 慧也(ベガルタ仙台)
仙台で活躍する守備のユーティリティープレーヤーは、今大会センターバックで起用されメキシコとの準決勝で「MVP」に。
それがよっぽどインパクトがあったのか、ブラジルとの決勝には出場機会がなかったにもかかわらず大会のベストイレブンに選出された。
相馬 勇紀(名古屋グランパス)
165cmと小柄ながら恐れを知らない名古屋の新人がベストイレブンに!
試合出場こそ先発2途中1の3試合に止まり大会中「もっと出たい」とこぼしたが、左サイドでの圧倒的なドリブル能力はブラジルさえ切り裂いた。個人ではもっとも輝いた一人と言えるだろう。
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大会のベストイレブンは以下の通り。
優勝したブラジルからは圧巻だった主将のドウグラス・ルイスら6名が選ばれている。