ローマの幹部を務めるフランチェスコ・トッティ氏が、30年在籍したクラブから離れると発表した。
42歳のトッティ氏は現役引退後、クラブのディレクター職に就任し2年の間運営に携わってきた。しかし、ローマのオーナーで実業家のジェームス・パッロッタ氏との不和が生じており、ロンドンで行われたパウロ・フォンセカ新監督の発表会では、クラブの上役が参列する中トッティ氏は欠席。ローマ退任の憶測が飛び交っていた。そんな中、イタリアオリンピックのプレスカンファレンスに出席したトッティ氏は、「私自身を表現する機会がなかった。技術的なプロジェクトに関わることが一度もなかったね」と退任の経緯を説明した。
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「就任初年度では、それは起こり得ることだ。2年目になりやりたいこともあった。彼らがチームの成長のために私の意見を求めているのだと思っていたが、彼らはそれを望んでいなかった。クラブのありとあらゆる決定から除外されたんだ。この決断は選手を引退するよりもはるかに悪いことだ。ローマを去るのは死ぬのと同じ。死んだほうがマシとすら思ってしまうよ」。