「麒麟がくる」秀吉役に佐々木蔵之介「歯が痛い」。長谷川博己は“ラーメン”時代を懐かしむ!?

来年1月にスタートするNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の新たな出演者発表会見が行われ、藤吉郎(のちの豊臣秀吉)役を佐々木蔵之介、今川義元役を片岡愛之助、足利義昭役を滝藤賢一、松永久秀役を吉田鋼太郎が演じることが決まった。藤吉郎役の佐々木は「過去に大河ドラマで秀吉役を演じた方を調べたら、ものすごい先輩方ばかりで歯が痛くなりました。見なきゃよかったと思いました」とプレッシャーを明かした。

同作は戦国武将の明智光秀(長谷川博己)を主人公に、織田信長(染谷将太)、斎藤道三(本木雅弘)、豊臣秀吉、徳川家康ら歴史に名を残す戦国大名たちが英傑となっていく姿を描くもの。脚本は大河ドラマ「太平記」などを手掛けた池端俊策氏が書き下ろす。会見では光秀の妻・煕子(ひろこ)役を木村文乃が演じるほか、南果歩、村田雄浩、徳重聡、檀れい、谷原章介、眞島秀和の出演が決定。語りを市川海老蔵が務めることも発表された。

これまで秀吉は“小男”として描かれることが多かったが、佐々木は身長180cmを超える長身。新たな秀吉像を演じることになるが、「どう演じればいいのか」と苦笑いを浮かべつつ、「私は申年です。京都の実家(佐々木酒造)があるのが、秀吉が住んだ聚楽第のあった敷地のわずか隣にあるんです。そういう深い縁があるので、ご縁と周りの皆さんのお力で役を作っていきたい」と意気込みを語った。

すでにクランクインしている主演の長谷川は「素晴らしいキャストの方に集まっていただいた。すごく楽しみです」と豪華出演陣に笑顔を見せつつ、「戦国時代は泥や血のりがかかったり、甲冑(かっちゅう)を着たり、とにかく大変です。夫婦円満でラーメンを作っていた時代が懐かしいですが、チーム一丸となって頑張っていきたい」と今年3月まで出演した連続テレビ小説「まんぷく」を引き合いに過酷な撮影の真っただ中にいることを訴えていた。

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