「親と子のよい歯のコンクール」最優秀賞に選ばれた 小倉昌子(おぐら・しょうこ)さん

 歯科衛生士の専門学校生として運営を手伝っていたコンクールに、次女悠輝香ゆきかちゃん(4)と出場。県内206組の親子の中から、虫歯がなく最も健康な歯として最優秀賞に選ばれ、白い歯を輝かせて喜んだ。
 調理師の母から、虫歯にならないようにと入念なブラッシングを習った。「年齢を重ねても食事を楽しんでほしいと母は歯の健康への意識が高く、歯磨きや検診を習慣づけてくれた」と、自身の進路にも関わった教えに感謝する。
 2006年から、高鍋町の歯科医院で歯科衛生士として勤務。コンクールに参加する親子を職場で何組も見るうちに「自分も参加してみたい」と思うようになった。昨年は長女愛久みくちゃん(5)と参加し、優秀賞に選ばれた。
 朝と夜の1日2回、娘たちと歯磨き。最初は自分で磨かせる。「小さい頃は細かい部分まで磨ききれないので、全力でサポートしたい」と、デンタルフロスやフッ素入りの歯磨き粉も活用して奥歯などを仕上げに磨いていく。
 読み聞かせる絵本の中には「歯磨きしないと虫歯になるよ」と意識付ける内容も。「寝る前になると娘たちの方から『歯磨きしよう』と言ってくる」。母から習った教えは、娘たちにも確実に受け継がれている。
 9月に都内で開催される全国審査会の書類審査では、歯並びや歯茎の健康状態などがチェック項目。「毎日の積み重ねが大事。これからもいつも通り歯を磨きたい」。夫と娘2人の4人暮らし。川南町川南。34歳。

© 株式会社宮崎日日新聞社