証明書自動交付機、6月末で終了 相模原市「コンビニでの取得を」

30日に運用を終える証明書自動交付機 =相模原市中央区役所

 相模原市は30日、緑、中央、南の各区役所と、市役所本館に置かれている4台の証明書自動交付機の運用を終了する。住民票や戸籍謄本などを取得できる同機によるサービスは廃止されることになり、市は「今後、コンビニエンスストアで証明書を取得してほしい」としている。

 市は2016年1月、市民の利便性を高めるためにコンビニ交付を導入する一方で、証明書自動交付機を全て撤廃する方針を決めていた。証明書自動交付機は市内15カ所に16台設置されていたが、昨年8月末までに4機を残して順次廃止していた。

 コンビニ交付では、マイナンバーカードを使い、多機能コピー機を自ら操作して証明書を入手できる。これまで証明書自動交付機で必要だった「さがみはらカード」は、今後も印鑑登録証として窓口で必要になる。市の担当課は「さがみはらカードはなくさずにお持ちください」と呼び掛けている。

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