もはやアルゼンチン代表に必要ない5名の選手たち

『Sportskeeda』は18日、「コパ・アメリカ終了後はアルゼンチン代表から排除すべき5名の選手」という記事を掲載した。

リオネル・メッシという世界有数の選手を抱えながらも、国際大会ではこのところほとんど結果を残せていないアルゼンチン代表。今回のコパ・アメリカでも初戦でコロンビアにいいところなく敗れてしまった。

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そのチームのなかで、この大会終了後に代表への招集をやめるべき5名の選手とは誰なのか?

マティアス・スアレス(FW)

多くのスターや有望若手がいるアルゼンチンを代表する23人の中に、マティアス・スアレスのような選手が入り続けるのは驚くべきことである

すでに31歳になっている彼を入れることでどのような目的が達成されるのか。スカローニ監督の意図は読みにくい。サイドでは起用できず、ペナルティエリアのみで働く選手であり、技術的にタレント性はない。

アルゼンチン代表が欠いているのはロドリゴ・デ・パウルのようにチームに幅を作ってくれる選手であり、スアレスを加えることにあまり意味はないし、将来のために経験を積ませるならアドルフォ・ガイチを入れるほうがいい。

ラミロ・フネス・モリ(DF)

アルゼンチン代表のセンターバックの状況がどれだけ悪いか。フネス・モリのような選手が選ばれ続けているのだから。

昨季ビジャレアルでプレーしたフネス・モリの厄介なディフェンスを見たならば、この28歳はコパ・アメリカでプレーさせるにはふさわしくないと考えているはずだ。

彼の不器用さ、周囲の状況への認識不足、勇み足のタックル、断続的な集中力欠如。それはスカローニ監督に明確な決断を促すだけの証拠になっている。

ビジャレアルが昨季の5位から降格を喫するまでに低迷した理由の大部分は彼が占めている。年齢も若くはないことを考えると、将来があるとは思えない。

ニコラス・オタメンディ(DF)

一貫性がなく、慌ただしく、簡単に置き去りにされ、マークの判断も甘い。これはマンチェスター・シティでプレーするオタメンディが持つ大きな問題のうちのいくつかだ。

グアルディオラの下で素晴らしい仕事をしたことは間違いない。しかし、天才指揮官の下でよく組織化されたチームのセットアップから離れれば、その無謀な側面が最悪の形で現れてしまう。ワールドカップでも良くない守備の中心になっていた。

コロンビアとの試合で比較的経験の浅いヘルマン・ペッセーラと組んだ彼は、またもリーダーシップの欠如を見せてしまった。多くの間違った決断をし、ハメス・ロドリゲスやルイス・ムリエルに危険なエリアへ侵入されていた。

彼の年齢を考えても、これから何かを提供してくれるとは考えにくい。アルゼンチン代表にはもう「合わないタレント」になってしまった。

アンヘル・ディ・マリア(MF)

これほどまでに期待された、これほどまでに可能性を秘めた選手が、最終的にはそれほど多くのものを提供できる存在にはならなかった。

金メッキされた世代のメンバーであったディ・マリアは、アルゼンチン代表が持っているウイング不足を解決できる回答になると思われていたが、2014年W杯のスイス戦におけるゴールが最後の重要な貢献だった。

彼の衰退は急速だった。PSGではネイマールが怪我をしなければ高価なベンチウォーマーに過ぎないし、その結果あのマンチェスター・ユナイテッド戦での悪いパフォーマンスを招いたといえる。

重要な試合でどのような活躍ができるかという点において、このところは期待を裏切り続けている。もうアルゼンチン代表では役に立たないだろう。

セルヒオ・アグエロ(FW)

アルゼンチンのユース年代での活躍を受けて、かつてディエゴ・マラドーナの義理の息子だったアグエロには多くのことが期待された。

公平を期すために言えば、アルゼンチン代表のセットアップは良くない。幅を使える選手の不足、外からのパスの供給不足によって、彼には全く適さないシステムになっている。メッシの魔法に頼ったチームに適応するのに苦しんでいる。

とはいえ、エルナン・クレスポやゴンサロ・イグアインのような選手は、このような状況でもマシだった。アグエロの成績はまともだが、アルゼンチン代表で影響力を発揮したことはほとんどない。

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89試合の出場で39ゴールを決めているが、国際大会での得点はわずか8のみ。ラウタロ・マルティネスのような選手が出てきているのだから、アグエロに別れを告げるときは来ている。

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