生み出せ!島原の宝物 有家でグランプリ大会

前回大会で、初出場で世界一に輝いた吉田さん=南島原市有家町、吉田屋

 地域資源を生かした商品作りを競う「島原半島の宝物グランプリ」が22日、長崎県南島原市有家町の酒造業、吉田屋で開かれる。
 そうめんやかまぼこの製造業者、飲食業など島原半島3市の17事業所が、南島原市商工会やデパートのバイヤー、フードコーディネーターら計5人の前でプレゼンテーションする。エントリーを通じ自らの商品や素材の魅力などを再認識し、地域資源の磨き上げにもつなげる。
 グランプリ、準グランプリの計4事業者は、来月6日に東京で開く「にっぽんの宝物・JAPANグランプリ」の出場権を獲得。今秋、シンガポールで開く世界大会を目指す。
 吉田屋4代目蔵元の吉田嘉明さん(57)は、昨年の世界大会に「はねぎちゃんちの手作り甘酒」を出品。初出場で最優秀賞に輝いた。
 今回、「島原半島グランプリ」の主催者側に回った吉田さんは「自社商品が世界一になり、酒蔵の認知度が上がった。諸事情から今年は開催が危ぶまれたが、島原半島の事業者の熱い思いに押され、手弁当で開催にこぎ着けた。世界への第一歩。感動を一緒に味わってほしい」と話している。
 22日午後1時半から開催。見学希望者はグランプリ事務局(電0957.82.2032)。

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