五ケ瀬中等校男女同数定員 20年度から

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 五ケ瀬町の全寮制中高一貫校・県立五ケ瀬中等教育学校で実質的な定員が設定され、男子生徒の入学者が女子生徒を上回っていた問題で、県教育委員会は19日、同校で2020年度から男女別で募集し定員を同数とする方針を明らかにした。月内に定例教育委員会で最終決定する。
 同日あった県議会文教警察企業常任委員会(渡辺創委員長、7人)で示した。
 同校は募集要項では男女別定員を明記していなかったが、約20年にわたり合格者を男子22人、女子18人と固定していた。男女で合格ラインの異なる状況が生じていたことから、「教育の機会均等が図れない」などと批判が上がっていた。
 県教委によると、現在、県内の県立中・高で男女別定員を設けている学校はない。男女別定員を導入する理由について、県教委は「総合的な人間力を育成する観点から、男女が互いに協力し、鍛え合う教育環境を確保する必要があるため」としており、「寮などの設備的な制約によるものではない」と強調した。
 この説明に対し、一部議員からは「男女別での募集は合理性がなく、公平性が担保されない」などの意見が上がった。
 この問題に関し、県教委では、関係者らによる3回の検討会を開き、同校入試の在り方について議論。男女別定員について継続と廃止の両面で検討してきた。
 県教委は20年度入学者分について、7月に募集要項を公表、来年1月に入学選抜試験を実施する見通し。現段階で同年度の募集定員を明らかにしていない。