ブラジル代表、凶悪すぎる「コパ・アメリカ不在ベスト11」

地元開催のコパ・アメリカでの開幕戦となったボリビアとの試合で3-0と勝利し、素晴らしいスタートを切ったブラジル。ベネズエラには引き分けてしまったが、それでもグループステージ突破まではあと一歩だ。

フィリペ・コウチーニョやロベルト・フィルミーノら攻撃陣は豪華で、さらに守備陣もマルキーニョスやチアゴ・シウヴァなど実力者揃いだ。そして、この大会に向けたメンバーに招集されなかった者も豪華…。

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そんなコパ・アメリカに不在のブラジル人選手で組んだベストイレブンが『Sportskeeda』で特集されていたぞ。

GK:ネト(バレンシア)

アリソンとエデルソン。彼らは世界で最も優れたゴールキーパーである。したがって、ネトが選ばれないのは尤もらしいことだ。

ただこのバレンシアのGKは素晴らしいシーズンを過ごし、34試合で10回のクリーンシートを達成。1試合平均4回のセーブを成功させた。

右SB:ダニーロ(マンチェスター・シティ)

レアル・マドリーに加入し、そしてマンチェスター・シティのバックアップになるまで、ダニーロはブラジル代表から離れたことはなかった。

しかし今季はプレミアリーグでわずか9試合の出場に終わり、コパ・アメリカのメンバーから漏れた。とはいえその実力は証明されている。

CB:フェリペ・アウグスト(ポルト)

ポルトガルで今季31試合に出場したフェリペ・アウグスト。2000万ユーロ(およそ24.3億円)の移籍金でアトレティコ・マドリーに加入することも決まった。

年齢的にも脂が乗りきったタイミングだが、チッチ監督はポルトでチームメイトだったエデル・ミリタォンを選択している。

CB:ダヴィド・ルイス(チェルシー)

ダヴィド・ルイスの国際舞台での苦戦は続く。昨年のワールドカップでもメンバーに選ばれず、今季も改善を見せながらも声がかからなかった。

2016年のコパ・アメリカ・センテナリオ以降長く代表での立場が悪くなっているが、実力は決して衰えていない。

左SB:マルセロ(レアル・マドリー)

1年前には、マルセロがいないブラジル代表は考えられなかったはずだ。しかし連続した怪我と不調が事態を一変させた。

世界最高の左サイドバックとしてのマルセロの立場は急速に崩壊し、ついにセレソンからも離れた。しかしまだ31歳であり、調子さえ取り戻せばすぐに評価を戻すだろう。

守備的MF:ファビーニョ(リヴァプール)

チッチ監督がファビーニョよりもカゼミロを圧倒的に買っていることは、広く認められている疑問点の一つだ。

今季プレミアリーグに馴染むのに時間はかかったが、一旦適応すれば見事なプレーを連発。優勝争いが続いた最終盤で重要な役割を果たした。ところが、それはコパ・アメリカに呼ばれるほどの評価には至らなかった。

攻撃的MF:パウリーニョ(広州恒大)

バルセロナでプレーしたとき、中国でプレーすることが必ずしも能力の衰退に結びつくわけではないと証明した。ただ、それから1年後になぜか中国へと戻ることになった。

それによってパウリーニョはブラジル代表から遠ざかってしまい、2018年ワールドカップが終わって以降1度しか呼ばれていない。彼は中国で衰退しないにもかかわらずだ。

左WG:ネイマール(PSG)

ネイマールは彼は2015年大会でコロンビアに敗れた後、相手選手に向けてボールを蹴り上げ2試合の出場停止に。次年度のセンテナリオではメンバー外でとなっている。

そして今回彼はカタールとの親善試合で足を痛めてしまい、4週間の離脱。コパ・アメリカからも除外されることになり、怪我に悩まされた今シーズンを象徴する出来事になっている。

右WG:ドウグラス・コスタ(ユヴェントス)

2015年にバイエルン・ミュンヘンに加入して以来、彼は4年間で13回の離脱を経験した。細かい怪我が多く、それが代表でのキャリアを妨げている。

フィットネスを欠いている状況もあり、それがコパ・アメリカから彼を遠ざけた。とはいえこの夏、彼が体調を整えることができれば、完璧なドウグラス・コスタが来季は見られるかもしれない。

FW:ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー)

18歳のワンダーキッドは、今季の終盤で怪我さえ負っていなければ、間違いなくこのコパ・アメリカに出場していただろう。

壊滅的な状態にあったレアル・マドリーに颯爽と現れ、7ゴール12アシストを決めた。素晴らしいデビューシーズンとなったものの、不幸な靭帯断裂で…。

FW:ルーカス・モウラ(トッテナム)

ファンタスティックなシーズンを過ごしたが、それでもルーカス・モウラがブラジル代表で地位を獲得できる可能性は高くはなかった。ダヴィド・ネレスが優先されたことに加え、ネイマールが離脱したあともウィリアンが優先されることに。

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過去4年間で4capしか積み重ねられていないが、必死にプッシュした。最善を尽くしたものの、残念ながらチッチ監督は他の選手を見ていたということだ。

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