逃走男、近隣に潜伏か 厚木市内で車発見 小中学校は自宅待機

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愛川町内の事件を受け、近接する秦野市の職員や教員に見守られる中、登校する児童ら=20日午前8時10分ごろ、同市内

 窃盗などの罪で実刑が確定し、収監前に逃走した男(43)が乗っていた車が、神奈川県厚木市内で見つかったことが20日、県警への取材で分かった。県警は同市内に潜伏している可能性もあるとみて行方を追っている。

 車が発見されたのは、アパートなどが立ち並ぶ住宅街の一角。近くに住み、5人の子どもを持つ女性は「仕事は休んで子どもたちと過ごす」と心配そうな表情で話した。

 一方、同市教育委員会と愛川町教委は同日、市と町の全小中学校について自宅待機を決定。教員や市、町職員らが学校周辺をパトロールしている。

 また、隣接する平塚や海老名、伊勢原、秦野各市の小中学校は通常通り授業を行うとしているが、平塚市教委や海老名市教委は青色防犯パトロール車を走らせるなどして警戒しているほか、教職員らが通学路に立ち見守りを強化した。

 県警によると、男は19日午後1時半ごろ、収監しようと訪れた横浜地検職員と厚木署員に刃物を振り回し、近くにあった車で逃走していた。

 横浜地検によると、男は窃盗や傷害、覚せい剤取締法違反などの罪に問われ、昨年9月に横浜地裁小田原支部で懲役3年8月の実刑判決を受け、控訴。東京高裁は今年1月、控訴を棄却し2月に判決が確定した。控訴審中に保釈されており、検察側は書面で出頭を要請していたが応じず、自宅を複数回訪れたものの接触できていなかった。