入院患者の口腔ケア強化「歯科」新設へ 長崎みなとメディカル

 入院患者の口腔(こうくう)ケアを強化しようと、長崎みなとメディカルセンター(長崎市新地町)は「歯科」の設置を計画している。24日開会の定例長崎市議会で議決されれば、秋ごろに新設する方針。
 市地域医療室によると、同センターの歯科では、外来診療は受け付けない。入院患者の虫歯や歯周病などの予防や治療などに特化した診療科になるという。
 同センターは現在、歯科衛生士3人と外部の歯科医師の往診で入院患者の口腔ケアに対応。同室の担当者は「歯科の新設で入院患者の口腔トラブルに、より早く対応できるようになる」としている。
 歯科が新設されれば、診療科は37科になる見込み。同センターには、新たに1~2人の歯科医師が配置される予定。

© 株式会社長崎新聞社