【登戸児童殺傷】事件の徹底解明を要請 自民議員ら

 川崎市の登戸児童殺傷事件を受け、自民党で犯罪防止に取り組む議員が19日、登下校時の安全対策や事案の徹底解明を求める要請書を山本順三国家公安委員長に手渡した。

 要請書は党再犯防止推進特別委員長で更生保護を考える議員の会会長の田中和徳氏(衆院神奈川10区)が取りまとめた。提出後、田中氏は「事件によって尊い命が失われ、地域住民だけでなく日本中を震撼(しんかん)させた。不審者情報にきちんと対応するとともに、子どもたちの通学の安全に万全を期す対策を講じてほしい」と強調した。

 同党の山際大志郎氏(同18区)や中山展宏氏(同比例南関東)も同席。今後、法相や文部科学相にも提出する。

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