法相、民法の懲戒権の見直し諮問

「しつけ」名目虐待で批判高まる

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 山下貴司法相は20日、親権者に必要な範囲で子どもを戒めることを認めている民法の「懲戒権」と、無戸籍者の主要因となっている民法の「嫡出推定」の一部規定の見直しを法制審議会に諮問した。親権者による「しつけ」名目での虐待が相次ぎ、懲戒権に批判が高まっていた。削除すべきだとの声がある一方、子育てに必要な権利だとする意見もあり、法制審は慎重に議論するとみられる。

 千葉県野田市で1月、小学4年の栗原心愛さん=当時(10)=が死亡するなどの虐待事件が後を絶たない中、親の体罰を禁止する改正児童虐待防止法と改正児童福祉法が今月19日成立した。