靴フェチ?エサと勘違い?いたずらキツネに住民困惑

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キツネが持ち去ったと思われる靴(京都府福知山市大江町二箇)

 京都府福知山市大江町二箇で、民家の軒先から靴がなくなる事例が相次いでいる。一帯では、野生のキツネが靴をくわえている姿が目撃されており、地元自治会はキツネが何らかの理由で靴を持ち去ったと推測。道路や畑にうち捨てられていた靴を拾い集め、持ち主を探している。

 同地域では、以前から屋外のスニーカーや長靴、サンダルなどがなくなることがあり、住民は不思議に感じていた。地元の農業の男性(70)は昨年からたびたび、夜間に靴をくわえて走り去るキツネを目撃。今年の4月以降、府道沿いにキツネが捨てたと思われる大量の靴が散乱しているのを発見した。

 男性は「靴がなくなり困っている人がいるのでは」と考え、地元の二箇上自治会に相談。靴を拾い集めて二箇上のバス停前に陳列、心当たりのある人に持ち帰ってもらうことにした。

 靴は全部で46個あり、左右そろっているものと、片方しかないものがある。風雨にさらされ傷んでいるものも。23日まで陳列し、持ち主が現れない場合は処分するという。

 京都市動物園によると、同様の事例は全国各地で報告されており、担当者は「はっきりとした理由は分からないが、子ギツネが遊び感覚で持ち去ったり、靴の臭いを餌と勘違したことなどが考えられる」と話している。