ヤンキース大勝 左腕・サバシアが通算250勝を達成!

【レイズ1-12ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

ヤンキースのベテラン左腕、CCサバシアが将来のアメリカ野球殿堂入りをほぼ確実なものとした。レイズとの首位攻防戦に先発したサバシアは、6回3安打1失点の好投を披露。ヤンキース打線は初回6得点でレイズ先発のブレイク・スネルを早々にノックアウトして12対1で大勝し、サバシアは今季4勝目(4敗)をマークして通算250勝を達成した。通算250勝&3000奪三振を達成したのはサバシアが史上14人目であり、薬物使用疑惑のあるロジャー・クレメンスを除く過去の12人はいずれも殿堂入りを果たしている。サバシアは「殿堂入りの切符」を手に入れたと言えそうだ。

昨季のサイ・ヤング賞投手と対戦したヤンキース打線は、初回にゲーリー・サンチェスの21号3ラン、ジオ・ウルシェラの押し出し死球、DJレメイヒューの2点タイムリーで大量6点を先制。サバシアが5回表にトミー・ファムにタイムリー二塁打を浴びて1点を返されたものの、7回裏にサンチェスのタイムリー二塁打、エドウィン・エンカーナシオンのタイムリー、グレイバー・トーレスの16号グランドスラムで再び6得点のビッグイニングを作り、勝利を決定付けた。ア・リーグ東部地区の首位に立つヤンキースはこれで5連勝となり、2位レイズとのゲーム差は3.5に拡大。レッドソックスを含めた「3強」と目された激戦区で、徐々に独走態勢を築き始めている。

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