脱線の小田急、始発から運行再開 ロマンスカーも全面復旧

小田急線の電車と衝突し、大破した乗用車をつり上げる復旧作業の様子=20日午前1時55分ごろ、厚木市船子

 厚木市の小田急小田原線の踏切で19日午後、列車が乗用車と衝突し脱線した事故で、小田急電鉄は20日、始発から特急ロマンスカーを除く全線で運行を再開した。また特急ロマンスカーも午前10時に上下で運行を再開、全面復旧した。

 事故は19日午後2時50分ごろ、同市船子の本厚木-愛甲石田間の踏切で発生。新宿発小田原行き快速急行(10両編成)が立ち往生していた乗用車と衝突、先頭車両が脱線した。

 この事故で、同社は小田原線本厚木-伊勢原間で終日運転を見合わせ、約8万9千人に影響した。現場での復旧作業は20日未明まで続いた。

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