『Diner ダイナー』蜷川実花監督、藤原竜也に絶大なる信頼「彼にしかできない」上海国際映画祭で公式上映

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第22回上海国際映画祭公式上映に映画『Diner ダイナー』が招待され、蜷川実花監督が登壇した。

蜷川監督は上映前の熱気に溢れる観客に対し、「こんなに大勢の皆様にお越し頂き嬉しいです。自信をもってお届けできる作品になっておりますので、どうぞ楽しんでください」と挨拶。上映終了後には、1000名の観客から盛大な拍手が起きる中、最前列で一緒に映画を観た蜷川監督が舞台挨拶に登壇。

「上海に来られて嬉しいのと、中国の方々にこの作品を観てもらいたいと思っていたので、嬉しいです。楽しんで頂けたようで安心しました」と語った。初めて男性を主人公に向かえた本作。藤原のキャスティングについて「藤原さんは父にとっても仕事を一番多くしている人で、私にとっても大切な人でした。仕事をするなら、一番大きくて完璧にできる仕事が良いと思いました。脚本を作っている時に、ボンベロは難しい役だと思ったので、彼にしかできないと思いました。2人で作り上げた作品です」と感慨深く撮影を振り返った。

2012年に台北映画祭に参加して以来、7年ぶりに海外映画祭に参加した監督は「前作の『へルタースケルター』から7年空いたのですが、その間もずっと映画はやりたくて開発はしていました。何故か決まらなくて、間が空いてしまったのですが、この作品とこの映画にも出演している小栗旬さん主演の映画と(今年は)2本続きます。そちらも是非楽しみにしていてください」とコメント。

観客からの質問で、玉城ティナのキャスティング理由を聞かれた監督は、「原作は30歳のキャラクターで全く違うのですが、もっと現代の若者が抱えている悩みや辛さを背負える役にしたいと、設定を20代に変えました。玉城さんはフォトグラファーとして何度も仕事を一緒にしていて。あんなに可愛い子なのに、生きるのが辛そうな感じがしていたので、カナコの人生を背負ってもらえるのではないかと思ったんです。大抜擢だったと思いますが、彼女とだったら心中できると思って一緒に仕事をしました。彼女は新人で、他キャストが大ベテランの人たちばかり。ドキュメンタリーのように、ダイナーの中に入って、次々と殺し屋たちと演技をしながら撮影をしていき、カナコのように成長をしていったと感じています」と玉城への想いを語った。

映画の中で「おすすめのシーンは?」との観客からの質問には「アクションシーンは良いものができました。あと、雨のシーンでの藤原さんと玉城さんの芝居も大好きです」とコメント。最後に、一緒に撮影をしたいという観客の声に応えるなどサプライズも行い、舞台挨拶は大盛況のまま終了。

映画を観終わった観客からは、「映像がとても綺麗でした。特にアクションシーンが素晴らしかったです。残酷な物語を、美しさに変えた。最初はバイオレンス作品だと思っていたが、それだけではなく、エンターテイメント要素が入っていました。殺し屋たちの会話が面白く、料理の表現も視覚的に刺激だけではなく、楽しく観れました」、「とても素晴らしい作品でした。とても楽しかったです。映画を観ていろんな感情が溢れました。一番の感想は(日本語で)とてもカッコいい」など絶賛の声が多数寄せられ、日本での“開店”に向けて期待が高まるイベントとなった。

映画『Diner ダイナー』は7月5日(金)より全国公開

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