ロサンゼルスのマリファナのおはなし Vol.17 LAの街に増えるマリファナの看板 便利なマリファナデリバリーサービスも!?

(©Weekly LALALA)

 カリフォルニアで嗜好用大麻が解禁された2018年以降、街中で頻繁に見かけるようになったものがあります。それは、マリファナ関係の看板(ビルボード)です。

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 ロサンゼルスらしくスタイリッシュでオシャレなものが多く、ビルの上にドドーンと堂々と立っていても、言われなければマリファナの広告だと分からないほどです。看板はマリファナディスペンサリーからマリファナのブランド、エダブル、ベープペン、CBDオイルティンクチャーを宣伝するものまでさまざまです。

  サンタモニカやハリウッド周辺でよく見られるのが、使い捨てベープペンブランドDosist(ドーシスト)の看板です。これは、カリフォルニアで昔から根強い人気の、アボットキニーとサンタモニカにも路面店を構える信頼されたブランドです。

 Dosistは目的別にTHCとCBDを6種類の違う比率で配合しており、一番の特徴は説明書に記載された一定の量のカナビノイドを吸入するとペンがバイブレートし、自分が何mgカナビノイドを摂取したか分かるようになっているということです。自分が摂取した量が分かるので安心感があり、ベープペンを試したことのない方でも不安なく使用できるようになっています。

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 そんな中、最近マリファナ関連の看板で勢いを増しているのは、ずばり「マリファナデリバリーの看板」!そう、ロサンゼルスではマリファナは嗜好品、完全に合法ですので気軽に携帯のアプリからオーダーして、家から一歩も出ることなくドアの前まで届けてくれるんです!

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 2大人気アプリはWeedmaps DeliveryとEazeで、Weedmapsはディスペンサリーを調べたりお店の在庫状況を随時更新している一番人気のアプリ、デリバリーも同じアプリ内でできます。Eazeはデリバリー専門のアプリ。

 ともに使い方は簡単で、基本的な個人情報を入力し身分証明証を携帯で写真に撮り登録。マリファナメディカルカードを持っているならそちらも写真に撮って登録し、アプリがverifyしたところで登録完了。何十とあるロサンゼルス市内のマリファナデリバリーショップから注文ができます。

 デリバリー料金はミニマムオーダーがあれば無料になったり、Eazeの場合には一律$5ですが、やはり一定の金額を注文するとデリバリー料金がかかりません。初回購入の際の割引があったりもします。 

 WeedmapsとEazeにはライセンスのあるディスペンサリーのみ登録してありますので、正規商品が安心して買えるのもポイントが高いですね!違法ショップでは人気ブランドの偽物を売っていることが多々ありますので、注意が必要です。

 注文をするとアプリ内でトラッキングができるようになっており、到着予定時間がはっきりと分かるのがうれしい!店舗によって税率が違ったりもしますが、明朗会計でレシートもちゃんと付いてきます。ドライバーには最低$5から合計額の15%のチップを渡してあげるのが、アメリカでのマナーです。

【記事・マリファナに関するあらゆるお問合せはコチラ】
sodan@la-network.com

■アドバイザー
Blue Dreamz

茨城県出身、2010年にファッションバイヤーになるのを夢見て、1年間の語学留学でロサンゼルスに渡米。その後メルローズ沿いの洋服屋に販売員/マネージャーとして勤務、独自のセンスを生かし、自身のセレクトシューズブランドADORE Los Angelesを立ち上げ順調に売り上げを伸ばすが、兄の死をきっかけに目的を見失う。人間活動に専念しようと生きていく中でカリフォルニアの医療用大麻というものを知り、日本との大麻に対する価値観の違いに衝撃を受け、自らリサーチを始める。

「日本人にとって大麻はドラッグのイメージがあります。小さい頃から大麻は人生をダメにするドラッグだと教えられる中、世界各国では医療用、そして嗜好用大麻が続々と解禁になっているのはギャップがありすぎるなと思いませんか?大麻にはメリットがあります。大麻によって精神的にも肉体的にも助けられた人をたくさん見ました。大麻先進国の事情をお届けし、少しでも偏見がなくなればと思います」

インスタグラム @bluedreamz

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