往年の名オーディオ 修理成功 再び音色響く

 30年以上前に生産終了したテープデッキ「テクニクスRU-1506U」を、長崎県対馬市厳原町の波多野電気代表、波多野淳一さん(74)が修理し、再び音色を響かせている。

 同機は旧松下電器産業が1977年から約10年間製造。最大4トラック2チャンネルの再生・録音ができる。当時の定価は24万4千円。音響機器の修理を得意とする波多野さんが、故障していた同機を愛好家からもらい受け、約1カ月かけてよみがえらせた。

 「修理中は配線図が夢に出てきた」という波多野さん。「アナログらしい温かい音色。ベンチャーズでも聞こうかな」とご満悦。

 


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