ダノンとミグロスのCEO二氏が、ザ コンシューマーグッズ フォーラム理事会における新共同議長に選出されました

ダノンとミグロスのCEO二氏が、ザ コンシューマーグッズ フォーラム理事会における新共同議長に選出

AsiaNet 79233

ダノンとミグロスのCEO二氏が、ザ コンシューマーグッズ フォーラム理事会における新共同議長に選出されました

エマニュエル・ファベールとオズギュル・トールの二氏が、CEO主導によるパリティベースの理事会の議長に

パリ、2019年6月17日 - 本日、消費財産業における向上的な変化と目的を追求する国際的な組織ザ コンシュー マーグッズ フォーラム(CGF)によって、同理事会の新しい共同議長が選出された旨が明らかにされました。これにより、ダノンのCEO兼取締役会長のエマニュエル・ファベールが製造業部門の理事会長を、ミグロス社CEOのオズギュル・トーが小売業部門の理事会長を務めることになります。

両氏は、前任のコルゲート・パーモリーブのイアン・クックと、メトロAGのオラフ・コッホの二氏に代わり、二年間にわたってCGF理事会の議長を務めます。また、コカ・コーラカンパニーのCEO兼取締役会長のジェームズ・クインシー、アリババグループのダニエル・チャンの二氏が、同CGF理事会の副議長に任命されました。

この発表は、6月12~14日にバンクーバーで開催された第63回グローバルサミットの枠内で行われた半期に一度の理事会長会を経て行われました。

目的の達成と明確な向上的変化のために
ファベールとトールの二氏は、インダストリー業界が継続的な混乱状態に見舞われ、CGFの使命がより必要とされている現状で共同議長を引き継ぐことになります。 新たなテクノロジーが伝統的なビジネスモデルを根底的に変革させる好機を提供している今日、消費者、被雇用者、投資者各位は、企業サイドによる利潤よりも目的を重視する政策に対する期待を高めています。変化の規模とペースを受けて、主要なバリューチェーン間の協働が必要不可欠なものとなり、これがCGFにおける唯一の正当な機能体制だと考えられます。新たな共同議長が、それぞれの製造と小売の実績を通じて、プラスチックの浪費、食品の浪費、森林伐採、強制労働、データの正確性、食品安全性、消費者の健康、被雇用者のウェルビーイングといった問題をめぐってメンバーを団結させることが期待されます。

ダノンのCEO兼取締役会長のエマニュエル・ファベールは、自身が選出されたことに対するコメントとして、「人間と地球の健全性は、21世紀の大きな課題です。われわれはサスティナブルな未来の構築のために、時を移さず行動を起こさねばなりません。明確な効果のためには、あらゆるステークホルダーが力を合わせなければならないでしょう。私は、われわれインダストリー業界が決定的な役割を有していると確信しています。CGFは、肯定的な変化を推進するためのほかにはないプラットフォームを提供しています。ローカル水準と世界水準の協働体制を実行することによって、インダストリー業界のモデル再構築を目指します。オズギュルとともに理事会の共同議長に選ばれたことを非常に光栄に感じています。メンバーとともにCGFの野心的な共同ロードマップを推進するための心の準備も十分に整っています」と述べています。

ミグロス社CEOのオズギュル・トールは、自身が選出されたことに対するコメントとして、「エマニュエルと力を合わせて課題の舵を取ることができることを光栄に感じています。われわれは、ますます高まる消費者の要求に応え、次世代に対する責任を果たすためにも、責任のある長期的な成長が要されていることを十分に認識しています。このためには、我々のビジネス形態における大々的な改革が必要とされます。それぞれの変革にはある程度のリスクが内包されているため、われわれはメンバー企業と一体となってこれに対処しなければなりません。消費財のグローバルインダストリー業界の新時代にあって、小売業、製造業、法的権力、大学界、NGO団体、デジタルプラットフォームといったあらゆる当事者が協働することが、セクターの力を強化するためのかぎとなるでしょう。またこれによって、将来的な消費者の生活にも直接的な恩恵がもたらされることでしょう」と述べています。

ファベール氏とトール氏は、前任者のクックならびにコッホ両氏によるCGFへの二年間の際立った功績に対し、また両氏の理事会におけるすぐれたリーダーシップ、ならびに前進のためのチャレンジの加速化するために行われた尽力に対して感謝の意を表しています。2015年にニューヨークで開催された理事会長会で副共同議長に選出されたクックとコッホの両氏は、2017年にベルリンで開催された理事会長会において共同議長に任命されました。

ー完ー

ダノン社CEO兼取締役会長 エマニュエル・ファベール略歴
エマニュエル・ファベールは、ベイン・アンド・カンパニーのコンサルタントとしてキャリアをスタートさせました。次いで、ベアリング・ブラザーズで投資銀行業務を担当します。続いてルグリ インダストリーに移り、1996年に同社CEOに任命されます。

1997年にはダノン社に移り、2000年に最高財務責任者を任され、執行委員会のメンバーに加わります。続く2005年に、上海に本拠を置くアジア太平洋地域の副理事長に就任します。2008年にはゼネラルマネージャー代理に任命されます。2011年に取締役会の副会長に就任し、2014年の10月にCEOに就任しました。そして2017年の12月より、ダノン社の会長兼CEOを務めています。エマニュエル・ファベールは、包括的でイノベーティブなビジネスモデルの推進に非常に優れた実力を有します。2005年にグラミン銀行と共同でバングラデシュにおける初のソーシャルビジネスを監督し、2006年にノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌスとの緊密な協働でダノンコミュニティを設立しています。またマルタン・イルシュとの協働によって、ソーシャルビジネスアクションタンクを創立し、その共同議長を務めています。これはパリのHECをベースとするソーシャルビジネスのインキュベーターです。

2013年にフランス政府の要請により、ジェイ・ナイドゥーとの共著による報告書「ステークホルダーの動員によるイノベーション:公式な開発援助のための10の提案」を実現しました。

ミグロス社CEO オズギュル・トール略歴
オズギュル・トールは、トルコの大手スーパーチェーン ミグロスグループのCEOを務めます。創業65年の企業は、イノベーティブな戦略によりセクターのパイオニアとして知られています。生鮮食品を主軸とし、究極のサービス提供によってほかにはないショッピング体験を提供しています。ミグロスは、トルコ全土に2000を超える店舗を展開し、カザフスタンとマケドニアにおいても強い存在を示しています。トールは、小売業管理のあらゆる側面における実績と鑑識を有します。1996年にミグロスグループに入社したトールは、まずビジネス発展部門を担当します。ここで、顧客関係管理(CRM)部門と国際発展部門を統率しました。2002年から2006年にかけては、ロシアのミグロス系列会社でCEOを務めます。2006年にトルコに戻り、2008年に35歳の若さでミグロスグループのCEOに任命されるまで、本社で人事部最高責任者を務めます。

またオズギュル・トールは、食品小売業協会(GPD)の共同会長を務めるとともに、トルコショッピングセンターと小売業連盟(TAMPF)の取締役会にもその名を連ねます。オズギュルはイスタンブール工科大学でインダストリアルエンジニアリングを修了しています。またミズーリ工科大学でエンジニア管理の修士号を収めています。既婚、一児の父。

ザ コンシューマーグッズ フォーラムについて
ザ コンシューマーグッズ フォーラム(CGF)は、平等性に基づいたグローバルインダストリーネットワークです。世界各国で、その運営を担うメンバーによって、消費財産業が推奨する慣習や規範の浸透が促進されます。CGFは、世界70か国からの400を数える小売業、製造業、サービス業者、その他株主等の関係者で構成された経営陣と、CEO各位を統率し、さまざまな地理条件、規模、製品カテゴリー、フォーマットを有したインダストリーを網羅した多様性を特色とします。メンバー企業は総計3,5兆ユーロを売り上げ、1000万人近い直接雇用と、関連ネットワークにおいて推定9000万以上の間接雇用を創出しています。組織は、50を超える製造・小売業社のCEOで構成される理事会によって運営されています。さらなる情報は、サイトをご覧ください。www.theconsumergoodsforum.com.

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(日本語リリース:クライアント提供)