Snow Man向井康二、大竹しのぶ&渡辺えりの容赦ない“イジリ”にタジタジ!?

Snow Manの向井康二が出演する、大竹しのぶ、渡辺えり、キムラ緑子主演の舞台「三婆」が大阪松竹座で開幕。その初日を前に公開ゲネプロと記者会見が行われた。

有吉佐和子原作の同名小説を舞台化した「三婆」。大竹、渡辺、キムラの顔合わせで2016年に東京・新橋演舞場で上演されて好評を博した舞台の、3年ぶりの再演となる。今回の公演では、新たなキャストとして佐藤B作、三倉茉奈、向井が加入。実業家の死をきっかけに、奇妙な共同生活を始めることになった本妻・武市松子(大竹)、実業家の妹・武市タキ(渡辺)、愛人・富田駒代(キムラ)が繰り広げる騒動を描き、向井は3人のバトルに巻き込まれる御用聞きの青年・辰夫を演じる。

会見の席で「Snow Manの向井康二です!」と元気よくあいさつした向井は、関西ジャニーズJr.時代に大阪松竹座で毎年ライブ公演を行っていたことを語り、「今回は新しい形で、『三婆』でこの舞台に立たせてもらえるのは本当にうれしいこと」と感慨深げ。約1カ月の公演を「最後まで精いっぱい頑張ります!」と気合を入れた。

そんな中、キャスト陣に“公演に懸ける意気込み”を聞く質問が飛ぶと、大竹が「じゃあ、Snow Manから」とトップバッターに向井を指名するムチャぶりを。これにすかさず渡辺が反応し、「Snow Manは見たことあるよ。かっこいいよね。向井くん、Snow Manだったんだ!」と大興奮するも、渡辺がステージを見たのは向井が加入する前だったことが分かり、「新入りなんです」と向井が改めて“自己紹介”するなど、脱線するトークに会場は笑いに包まれた。

さらに、女優陣の“向井イジリ”は続き、大竹が「お稽古中に(向井が渡辺を)『おばあさん』って呼ぶシーンがあるんですけど、そこで渡辺さんがハッとしてました(笑)」と暴露。「本当に私を“おばあさん”だと思って呼ぶから、イヤになっちゃうのよ(笑)」とクレームを飛ばす渡辺に、向井が「違いますよ! 思ってません」と大慌てで反論する一幕も。舞台さながらのコミカルなバトルで会見を盛り上げた。

そんな先輩たちの演技をリハーサルから目の当たりにし、「3人のかけ合いをずっと見ているんですが、お芝居とは分かってるんですけど、ふとした時に『これはお芝居?』と思ってしまうぐらい自然。本当にナチュラルに見えて、勉強できることがたくさんあった」と向井。「僕もこんなお芝居ができたら」と大いに刺激を受けているようだった。

なお、「三婆」の大阪公演は、大阪松竹座で6月27日まで。福岡公演は、博多座で7月1日~8日の日程で行われる。

取材・文/浅原奈美

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