『Sportskeeda』は18日、「今夏のマーケットでリヴァプールが売るべき5名の選手たち」という記事を掲載した。
今季ついにUEFAチャンピオンズリーグを制覇し、欧州の頂点に立ったリヴァプール。次は念願のプレミアリーグ優勝を狙うシーズンになるはずだ。
それに向けて今夏はいくつかの大型補強が予想されているが、その一方で整理対象になっている選手もいると伝えられる。
今季限りでリヴァプールを離れるべき5名の選手たちとは?
アダム・ララーナ
サウサンプトンから2014年に2500万ポンドでやってきたララーナ。彼には大きな期待が寄せられたが、不運にも怪我に悩まされたことで進歩を妨げられてしまった。
契約は5年前に結ばれたもので、それ以降多くのことが変わってしまった。リヴァプールとの契約は残り1年で、1年延長のオプションが付随しているが、クラブとしては彼を留めておく理由もあまりないはずだ。
この1年間で公式戦16試合に出場したが、プレー時間は568分だった。平均36分だ。現在31歳になった彼にとっては、パフォーマンスを上げるために十分な出場機会が与えられない状況だ。ララーナ自身も退団したほうが幸せを見いだせるだろう。
シモン・ミニョレ
これはかなり予想がつくものだ。ミニョレは今季2試合にしか出場していない。31歳という年齢を考えても難しい立場にある。
リヴァプールの中の状況を変えるのは難しいだろう。アリソンはあまりにもいいGKであり、議論の余地がないファーストチョイスだ。「いい人」として知られるミニョレはサブでも不満を言わないだろうが、これだけの実績がある選手にとっては精神的に難しいはずだ。
アーセナルを離れてから力を発揮しているウカシュ・ファビアニスキのように、彼は十分に他のクラブならばやれる存在だ。
ナサニエル・クライン
ララーナと同じように、彼も4年前にリヴァプールへやってきたときは大きな期待を受けていた。しかし怪我によってその成長は妨げられ、トレント・アレクサンダー=アーノルドの台頭を許した。いや、もちろんリヴァプールにとってはそれが好材料だったわけだが…。
クラインはもう28歳。トレント・アレクサンダー=アーノルドは20歳。さすがにポジションを奪い返すのは難しいだろうし、今年に入って貸し出されたボーンマスでは「まだやれる」ということを見せた。
クラインにとってもちゃんとやれる間に他のクラブを見つけるほうがいいはずだ。過去2年、リヴァプールでは10試合にしか出場していない。今夏キャリアを再構築させてやるべきだ。
ハリー・ウィルソン
「忘れられた宝石」だ。多くのリヴァプールファンは、フランク・ランパードのダービー・カウンティに貸し出された彼の進歩を見守っていただろう。
最終的にプレミアリーグ昇格には失敗したものの、ウィルソンは高い技術と輝き、そしてメイソン・マウントとの流麗な崩しを見せ、高評価を受けるシーズンとなった。
彼がユルゲン・クロップの下で役割を果たすことは理想的であるが、それが許される可能性は高くない。22歳という年齢、そして現時点の能力とポテンシャルを考えれば、恒常的にプレーできるクラブを必要としている。ジェームズ・マディソンやデイヴィッド・ブルックスのようにブレイクできるかもしれない。
デヤン・ロヴレン
「世界最高DF」を売却しろというのは物議を醸すかもしれないが、状況を考えればそのほうが良さそうだ。正直に言えば彼を世界最高だと本気で思っている人はいないはずだし、契約が残り2年というのもいいタイミングだ。
彼は30歳になったし、ミランが欲しがっている。サウサンプトンから加入して以来数多くの試合に出場してきたとはいえ、常に信頼を置ける存在ではなかった。
フィルヒル・ファン・ダイクとジョエル・マティプはともに27歳で、ジョー・ゴメズは22歳。最も年上でありながら立場が下になっていることを考えれば、売れる間に売っておいたほうが賢明なはずである。