野田宿の歴史 後世に 吉岡の森田家住宅が町重要文化財に指定

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町重文に指定された森田家住宅
山口教育長から指定通知書を受け取る森田さん(左)

 江戸時代に群馬県吉岡町上野田の宿場町「野田宿」の本陣として役割を果たした「森田家住宅」が町重要文化財(重文)に指定され、14代当主の森田均さん(72)が21日、町役場で山口和良教育長から指定通知書を受け取った。森田さんは「指定を受けたことはうれしい限り。地域の皆さんと文化財としての価値を共有しながら、維持していきたい」と話している。

 森田家の敷地面積は約6600平方メートルで、重文指定されたのは敷地内の主屋、書院、長屋門の3カ所。主屋は築300年前後とみられ、南西には1781年に建築された大規模な書院が隣接する。床の間は着物用の型紙を壁に当てて模様を作る「オトメヌリ」という独特の技法が用いられ、県内屈指の書院建築とされている。主屋南側に構える長屋門は全長約27メートルで、築100年を迎えるという。現在は2代目で、旧長屋門は県道前橋伊香保線を隔てた相向かいの敷地に移築されている。