カージナルス・ゴールドシュミット 11回裏サヨナラ弾

【マーリンズ1-2xカージナルス(延長11回)】@ブッシュ・スタジアム

休養日でベンチスタートだったカージナルスのポール・ゴールドシュミットが、打った瞬間にそれとわかる当たりの14号ソロを放ち、チームを延長11回サヨナラ勝ちに導いた。この日のゴールドシュミットは、投手交代のダブルスイッチに伴い9回表の守備から途中出場。9回裏の第1打席では空振り三振に倒れたものの、チームが延長10回裏に無死満塁のチャンスを逃し、嫌な流れで迎えた延長11回裏の第2打席でレフトスタンドへ453フィートの特大アーチを放ってチームを救った。カージナルス5番手のジョン・ガントが今季7勝目(0敗)をマーク。マーリンズはゴールドシュミットにサヨナラ弾を浴びた7番手のアダム・コンリーが今季7敗目(1勝)を喫した。

カージナルスは、先発のダニエル・ポンセデレオンが6回2安打無失点と好投し、6回裏にデクスター・ファウラーのタイムリーで先制。しかし、2番手のカルロス・マルティネスが2イニング目となった8回表に二死から3連打を浴び、1対1の同点に追い付かれた。延長10回裏にはコルテン・ウォンの四球、マット・カーペンターのヒット、ポール・デヨングの敬遠四球でサヨナラの絶好機を迎えたが、ハリソン・ベイダーがボール球に手を出して空振り三振、マーセル・オズーナが「内野5人シフト」の犠牲となって「8-4-3」の併殺打に倒れ、まさかの無失点。しかし、この嫌な流れをゴールドシュミットがひと振りで振り払った。「これまであまり良い働きができていなかったから、今日は勝利に大きく貢献できて良かったよ」とゴールドシュミット。今季ここまで打率.256、14本塁打、OPS.777と低調だが、この一発をきっかけに上昇気流に乗っていきたいところだ。

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