京都の新たな演劇拠点、小劇場E9開幕 こけら落としに狂言披露

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客席の間近にある舞台で、狂言「三本柱」が演じられた小劇場E9のこけら落とし(京都市南区)

 京都の新たな演劇拠点となる京都市南区東九条の小劇場「THEATRE E9 KYOTO」(シアター・イーナイン京都、略称E9)が開場し、22日に記念式典が開かれた。こけら落としでは、館長に就任した狂言師の茂山あきらさん(67)らによる狂言「三本柱」が披露された。

 市内小劇場の相次ぐ閉鎖に危機感を募らせた演劇関係者が中心となって計画が進められた。鉄骨2階建ての倉庫を改装し、100人を収容する。これまでの事業費は約1億9千万円、クラウドファンディングなどで、市民や企業から9千万円以上の寄付が集まった。

 芸術監督を務めるあごうさとしさん(42)は「100年続くことを目指した劇場がとうとう完成した。芸術の幅と奥行きを感じてほしい」と語った。

 京都の実力派や若手劇団など、来年3月までに30以上の公演を予定している。