プーチン氏との対話参加したザギトワさんに批判、投稿削除

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太田清

47NEWS編集長

太田清

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共同通信社入社後、広島支局、大阪社会部、外信部、経済部、ベオグラード支局、モスクワ支局、ローマ支局などを経て2016年より現職。イトマン事件、阪神大震災、コソボ紛争、ユーゴ空爆、モスクワ劇場占拠、アフガン紛争、ギリシャ財政危機、東日本大震災などを取材。

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世界選手権女子で優勝し、メダルを手に笑顔のアリーナ・ザギトワ選手=3月22日、さいたまスーパーアリーナ

 平昌五輪女子フィギュア金メダリスト、ロシアのアリーナ・ザギトワ選手(17)が20日、モスクワで行われたプーチン大統領と国民との直接対話の収録場所に招かれ、インスタグラムに写真とともにその様子をアップしたところ、「フィギュア選手は政治に関わるべきではない」などとする多くの批判が寄せられたことが分かった。ザギトワさんはその後、投稿を削除した。ロシアのニュースサイト「ガゼータ・ルー」などが22日までに伝えた。 

 日本でアイスショー公演などを終えたザギトワさんは休む間もなく、直接対話に参加。プーチン氏に直接質問することはかなわなかったものの、テレビの取材に緊張しながら「もしチャンスがあれば、ロシアで世界選手権が行われますかということを聞きたい」との考えを明らかにしていた。 

 インスタにその様子をアップしたところ、一部ユーザーから「たぶん若いから国の中でなにが起きているか知らないと思う」「大統領との対話がなぜあなたに必要なの?」「政治で自らをけがすことなく、スケートに専念してほしい」などとするコメントが相次いだ。 

 ザギトワさんは平昌五輪終了後もプーチン大統領の支持集会に参加しているが、その際はこれほど大きな騒ぎにならなかったことを考えると、国内外で有名になりすぎたために批判される機会が増えたのではとガゼータ・ルーでは推測している。  

 対話は約4時間にわたったが、経済の低迷と国民の実質所得の減少を受け、質問は貧困対策や児童手当、年金など生活に直結した国内問題に集中。01年に始まったプーチン氏との対話は04年と12年を除いて毎年行われ、首相時代を含めて今回が17回目。生中継で内政や外交に関する国民からの質問に回答し、今年は約264万件の質問が寄せられたという。(共同通信=太田清)